※ 誤訳の可能性がありますので、正確を期する方は原文を御参照下さい。
The Paris-based European Space Agency has, for the first time,
acquired and processed images sent by Japan's four-ton Earth observation satellite.
パリに本部を置く欧州宇宙機関(ESA)は、このたび初めて、
日本の4t級地球観測衛星から送られた画像データを取得、処理を行った。
The images sent by the advanced land observing satellite, or ALOS,
include views of Italy, The Netherlands and Norway.
新型地上観測衛星(ALOS)から送られてきた画像には、
イタリア、オランダ、そしてノルウェーの物が含まれている。
The ESA said it is supporting ALOS as a "Third Party Mission,"
which means the agency is utilizing its European facilities and expertise to acquire,
process and distribute data from the satellite.
ESAは、「ALOSがサポートするのは“サードパーティ・ミッション”だ」と述べている。
それは、衛星からのデータを利用する為に取得、処理、専門的分析、及び配布を行うのが
ヨーロッパの施設であるという事を意味する。
ALOS captured the image of Naples, Italy, with its Advanced Visible
and Near Infrared Radiometer type-2 system, designed to chart land cover
and vegetation in visible and near infrared spectral bands.
ALOSが撮影したナポリの画像は、可視光線及び近赤外線で陸地と植生の観測を行う様
設計されたAVNIR-2システムによって撮影された。
The images of The Netherlands and Norway were captured by the satellite's Phased Array
type L-band Synthetic Aperture Radar instrument -- a microwave radar instrument
that can acquire observations through any weather conditions.
オランダとノルウェーの画像は、どのような天候でも観測が可能なマイクロ波レーダー、
PALSARによって撮影された。
ALOS was launched Jan. 24 into a 735-mile polar orbit.
ALOSは1月24日に、735マイルの極軌道に打ち上げられた。
ソース:PhysOrg.com
http://www.physorg.com/news67105350.html http://jaxa.eco.goo.ne.jp/interview.html 衛星を作る費用、ロケットの費用に加えて地上システムにどれだけ
かけるか、ということを考えるとJAXAでは1割弱しか扱えない。
残りはどうするか?
世界中で分担して利用する仕組みを作ろう、ということになりました。
ALOSデータノードというのですが、南北アメリカ、ヨーロッパ・アフリカ、
オセアニア、アジアに4分割してデータを活用してもらう。アメリカでは、
NOAA(米国大気海洋局)、ヨーロッパではESA(イーサ=ヨーロッパ宇
宙機関)、オセアニアではGA(ジオサイエンス・オーストラリア)、アジア
ではJAXA、東南アジア担当のサブとしてGISTDA(タイ地理情報宇宙
技術開発機関)をノードとして決定しました。
日本では国土地理院、環境省、海上保安庁、農林水産省、経済産業省
などがALOSのデータを利用することになっています。