小閑雑感 October 31, 2005 鉄で鉄を走らせる
http://masanobutaniguchi.cocolog-nifty.com/monologue/2005/10/ エンジニアの中には、鉄などの金属粉末を燃料とする
エンジンの開発に取り組んでいる人がいるという。
理由は、(彼らによると)無限のリサイクルが可能だからだ。
私のような素人には信じられないような話だが、
鉄やアルミニウムを極細な粉末にすると、
極めて化学反応しやすくなり、よく燃えるらしい。
しかし、
二酸化炭素も、埃も、煤も、酸化窒素も排出しないだけでなく、
燃えた粉末を少量の水素に通すとまた元にもどり、
何回でも燃やすことができるそうだ。
そのためのエンジンの開発がすでに行われているというのだ。
10月22日付の『NewScientist』誌が特集記事の中で伝えている。
この記事によると、
スペースシャトルを打ち上げるロケットや魚雷等には、
アルミニウムなどの金属粉末が燃料としてすでに使われている。