福島県富岡町の約250万年前の地層から、ネコ科の動物の歯の化石が見つかり、
発見した福島県のアマチュア化石採集家の団体らが28日までに研究報告をまとめた。
同年代のネコ科の化石は海外では見つかっているが、国内では数万−数十万年前の
ものまでで、報告をまとめた福島県立博物館の高橋紀信資料調査員は
「国内最古かもしれない。この年代に国内生息していたことも分かり、貴重な発見」としている。
化石は上あご切歯の1本で、長さ約4・4センチ、直径最大約1センチ。
群馬県立自然史博物館の長谷川善和館長が鑑定し、海外の標本や同年代の動物と
比較した結果、ネコ科で長い犬歯を持ち、絶滅した大型ネコの「剣歯虎」の仲間に近いと判断した。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060228-00000188-kyodo-soci