【薬学】タミフルを植物原料ではなく1,4-シクロヘキサジエンからの有機合成法を開発
1 :
◆NAO/2MXDEk @NAOφ ★:
インフルエンザの特効薬タミフルを植物原料を使わず化学的に製造する方法を東大大学院薬学系研
究科の柴崎正勝教授らのグループが開発した。
世界で需要が急増している抗ウイルス薬の安定生産を可能にする技術として注目されそうだ。
タミフルは、スイスの製薬大手ロシュが独占的に製造している。中国料理に使われる植物トウシキミ
の果実「八角」を原料に、その成分であるシキミ酸から複雑な工程を経て生産される。新型インフルエ
ンザにも効くと予想されるため、各国が備蓄を進めているが、慢性的に品不足状態にあるうえに、天候
不順だと原料の確保が難しくなる。
柴崎教授らは、石油から生成される安価な化学物質「1、4―シクロヘキサジエン」を原料に、シキミ
酸なしでタミフルを作ることに成功した。
反応を促進させるため、野依良治博士のノーベル賞受賞業績でもある「不斉触媒」という技術を用い
た。柴崎教授はこの分野の第一人者で、日本が世界をリードしている。
タミフルに耐性を持つウイルスが出現した場合も、この製造法を応用すれば、新薬開発につながる可
能性があるという。
東大は大学所有の知的財産として23日、この製造法を特許出願したが、タミフルの製造販売権を押
さえているロシュの許可なしには生産できない。柴崎教授は「ロシュと話し合い、実用化研究を進めるこ
とになるだろう」と話している。 (2006年2月24日22時34分 読売新聞)
ソース:読売ONLINE
(´・ω・)つ【
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060224it17.htm】
2 :
名無しのひみつ:2006/02/24(金) 23:07:28 ID:M4zruFp8
2なら勉強する
3 :
名無しのひみつ:2006/02/24(金) 23:09:44 ID:waMvVsJK
ジエン乙
4 :
名無しのひみつ:2006/02/24(金) 23:12:25 ID:z5YVUwH0
ほ
5 :
名無しのひみつ:2006/02/24(金) 23:22:41 ID:5HB3InPO
詳細が知りたい
6 :
<丶`>(・・`)(`ハ´ )さん:2006/02/24(金) 23:23:21 ID:iUoedLeO
タミフルの 製造販売権 製造販売権 ってなんですか?
7 :
名無しのひみつ:2006/02/24(金) 23:25:57 ID:JBp4vAF6
タイだかインドだかが薬品に関する法整備が無いので勝手に
タミフル生産しようとした件の続報が気になる今日この頃。
8 :
名無しのひみつ:2006/02/24(金) 23:27:58 ID:pIev3M/A
これ確かに凄い技術だよね。
ただ、大量生産の可能性が出てきた点はロシュはいい顔しないかもしれない。
9 :
名無しのひみつ:2006/02/24(金) 23:34:12 ID:QWRxhAV9
ノヨリすげーな。
>>5 現在、タミフルは植物(それもさほど量の多くない香辛料である八角)から抽出したシキミ酸を、
十数段階の有機修飾により合成しています。
つまり、抽出で手間が掛かるわ、精製が面倒だわ、さほど量が取れんわ、合成が面倒だわで、
大量生産に向いていない薬なんです(今までは)
これが今まで有機合成できなかったのは、合成が面倒だったのと、ラセミ体が生じてしまったから。
しかし、それを不斉触媒という、合成分け(欲しい構造の化学物質だけを圧倒量で合成する)でクリアできたと言うお話です。
合成が楽になるので、「大量生産→安価に販売→発展途上国でも使える」と言う利点と、
合成経路が部分合成ですが、結果的には全合成になるので、構造に手を加える事が簡単になるよっていうお話でもあります。
>>6 パテントのことです。つまり、作って売るのに掛かってくるお金です。
著作権とか、そういうのとよく似たもの(厳密に言うとちょっと違うお話)と考えれば分かりやすいものと思われます。
例えば、モナーをのま猫と言う名前で堂々と売っちゃダメとか、そんな感じでダルダルと把握してもらえれば、
分かりやすくなると思います。
11 :
名無しのひみつ:2006/02/24(金) 23:57:56 ID:RrDYviVE
タミフル確保はいまや先進国の必須事項。
ロシュは東大と手を組まざるをえないだろうね。
タミフルを大量生産しろという圧力が
先進諸国の薬事行政当局からかかったら、
ロシュも叩けばかなりホコリが出る企業だから
最終的には従わざるを得ないだろう。
12 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 00:02:36 ID:4ogpOCZ0
こっそり途上国に製法ばら撒いたら独占なんて事実上無くなる
って話か
13 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 00:09:38 ID:TyoSCQP3
これは凄い 中国がでかい顔しずらくなるな
14 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 00:17:47 ID:nY+VK9cB
柴崎って超有名なんだな。
15 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 00:37:14 ID:tKoXE/Kq
リン酸オセルタミビル
16 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 00:39:44 ID:EDhOiqSA
これ、柴崎のどの触媒で作ってるのさ?
プロセスに乗せられるの?
希土類金属のコンタミは無い訳?
段階数、通算収率と光学純度はさ?
そーいう話がないと議論になんないよ。
ロシュと話し合う位のカードだから相当自信あるんだろうねー
17 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 00:44:33 ID:nY+VK9cB
査読論文でなくて特許だからね。
しかし、仮にも日本一補助金もらってる大学が特許なんて小賢しいな。
18 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 00:47:40 ID:49oSEulu
19 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 00:56:05 ID:/DVFjTCP
1,4に二重結合で、環状で、ヘキサだからCが6個 んでHは8個
20 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 01:26:16 ID:SaIWHzqD
さすが柴崎センセ。
薬学部なんだからこういう社会的インパクトのある仕事をしてほしいよな。
ま、
>>16の言う通りいろんな条件をクリアしないと大量生産にはなかなか
結びつかないから、これだけですぐタミフル不足解消ってわけには
いかないだろうけど。
21 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 01:35:03 ID:tKoXE/Kq
>>19 1,4-cyclohexandiene
/\
/ \
/ \
|| ||
|| ||
|| ||
. \ /
. \ /
. \ /
22 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 02:04:32 ID:R/+ArjB5
こういうのはどうせアレルギーが出るんだ俺が飲むと
23 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 02:46:11 ID:Xy0v3nTU
24 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 07:35:25 ID:bYpmKJ5b
>>23 世界中のどんな秘境に出かけるときも、東京駅から出発することができます。
東京駅だけを見て、到着地やたどり着くまでの過程を論ずることは難しいでしょう。
25 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 08:04:46 ID:K2mWo4Wc
ジエン乙
26 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 10:37:02 ID:hKneqOXt
>>17 東大が特許で食えるようになれば、他の大学にももう少し
金が回るようになるだろう。
東大のポストに空席がなかったがために研究費の面で苦しんでいる研究者の
中にも、潜在的な一流といえる研究者は少なくないんで、
そういうところに金を回すことには意義がある。
27 :
株価【180】 :2006/02/25(土) 10:58:45 ID:nDl4hR+r
鳥インフルエンザ対策、米国防長官大もうけ 保有株急騰
2005年11月04日11時24分
http://www.asahi.com/business/update/1104/089.html 米政府が鳥インフルエンザ対策に巨費を投じると発表したことで米新興医薬メーカーの
株価が急騰し、このメーカーの元会長で株主でもあるラムズフェルド国防長官が資産を膨
らませている。国防長官は「関連する一切の政策決定に関与しない」としたうえで、当面
売却しない意向も示しているが、米ウォール街では「政治銘柄だ」と話題を呼んでいる。
株価が上昇しているのは、鳥インフルエンザに有効とされるワクチン「タミフル」を
96年に開発したギリアド・サイエンシズ(本社・カリフォルニア州)。
製造権はスイスの医薬大手ロシュに供与したが、特許収入を得ている。国防長官は97年
から長官就任の01年1月まで会長を務め、米メディアによると、年初時点で500万〜
2500万ドル(約6億〜30億円)相当の株式を保有しているという。
米政府が1日、ワクチンの備蓄強化などに71億ドル(約8300億円)を投じると
発表した後、3日までの2日間で株価は約8%上昇。年初からは5割近い高騰で、国防長官
の資産は日本円にして少なくとも数億円規模で膨らんだ計算だ。
28 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 11:04:25 ID:q/j/B3Pc
_
〈´-`〉
 ̄
29 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 11:07:03 ID:q/j/B3Pc
_
〈´-`〉 ぼくベンゼン。
 ̄ シクロヘキサジエンさんお疲れ様。
みんな研究がんばってね。
30 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 11:12:57 ID:QIG71gsV
近所でシキミの種がゴロゴロしている所があった。
これって集めたら??と思ったが、微量しか取れないなら意味が無いw
31 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 11:58:53 ID:3vRuw68o
>>6 ロシュがタフミルの物質特許持ってるんやないけ?
32 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 12:21:45 ID:zLfiymXw
___
,,、-'''"´ ̄  ̄`"''-、
/ )し \
/ ⌒ / ヽ
| \__,,,,--''/ ● | , ,
ヽ ● \ .":∵ ::´: :. .; .;: :∴:ニコチーン
\ \:':´.;∴.;..`` CH2 - CH2
"''-、、,,,,,,__,,,,,,、、-': .; "∵ | |
.;".;":: //\ _CH CH2
; "∵ | | | \ /
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N |
CH3
33 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 12:30:13 ID:RL2E/Hpr
植物のシキミは猛毒です。
34 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 12:50:59 ID:+geKQATM
んで、タミフルはどんな構造してんの?
原料がこれなら、収率は度外視していいよ。
コンタミと精製純度だな、問題は。
35 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 12:53:47 ID:WadDQPY5
こいつ(オセルタミビル)は不斉店が3つあるけど、構造自体は割と単純だから
柴の教室なら余裕ではないかと。
36 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 13:02:33 ID:JQncSz0l
37 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 13:03:09 ID:dYQhWAYZ
>>10 この製法で作り出したタミフルと、本来のタミフルに効能差があるような気が
しますね。素人考えですが。
新薬とジェネリック医薬品も政府は同じ効能だといっていますが、医療現場では
効能差があると言った意見も多数ありますし。
>>37 新薬と後発ゾロは違いますよ。
新薬は新しい薬。後発ゾロは、摸倣薬。
この場合、比べるのは正薬とゾロ。
この業界の裏話をしますと、後発ゾロは新薬が発売されたと同時に、解析・研究され、
中身の成分や配合比等が調べられます。違反規定に引っかかりますが、その時点で製造研究に入ります。
つまり、ノウハウを教えてもらって作るのではなく、摸倣で作るので、会社によっては効き目が違うのは、
仕方がないと思います。しかし、さほど問題はありません。大抵は、誤差の範囲です。
39 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 14:24:09 ID:dYQhWAYZ
>>38 >>37はあなたの言うような意味合いで書いたのですけど、
ゾロ=ジェネリックでは無いのですか?
>大抵は、誤差の範囲です
大抵はそうだとしても、何種類かは新薬の半分しか効かない薬もあったりする
って聞きました。毒物が検出された薬もあったそうですね。
やっぱり臨床はしてほしいですね、そうすれば新薬でなくても安心して仕えるのに。
今回のタミフルって、やっぱりゾロ扱いなんですかね。臨床なし?
>>39 >ゾロ=ジェネリックでは無いのですか?
これは合っています。正薬が必ずしも新薬であるとは限らないと言うお話です。
臨床の件ですが、毒性実験はされるでしょう。
しかし、タミフルと言う物質そのものは変わらないので、フェーズを踏まずに出てくるはずです。
タミフルのパテントはまだ有効ですので、ゾロにはならならず、製法が変わった正薬という扱いになると思われます。
毒性に関しては、不斉触媒でどれだけ立体異性体が除外できるか(過去のサリドマイドは、ラセミ体であったために起きた)、
反応副生物はどうなるのかなどは、また精製のお話になると思われます。ラセミ体の分離でなければ、
精製そのものは難しくありません。
41 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 15:21:17 ID:9hcLZtLq
>38
特許切れてないのに、なんでゾロになるんだ?
んで、構造式が同じなのに効き目が落ちるという根拠は何?
インドじゃないんだから、構造式同じだと製法が違っても日本では特許に引っかかる。
たぶん、新製法とタミフルの特許権をバーターして、製品化するんじゃないかと思う。
ただし、薬価はそんなに下がらないと考えた方が良い。
新薬が高いのは製造コストではなく、開発コストだから。
ロッシュが、薬価を引き下げないように圧力かけるはず。
>39 アホだろ
42 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 16:01:54 ID:SGLpPoIF
>「大量生産→安価に販売→発展途上国でも使える」と言う利点
これはないように思える
大量生産→高価でいっぱい販売→ウハウハ
これならわかる
43 :
京都 ◆mODyWE5GJ2 :2006/02/25(土) 17:17:07 ID:MJM16Wwe BE:202089683-
>>1 すげー
>>42 国連とかWHOが仲介するとか。余計値上がりしたりして。
44 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 17:35:43 ID:dYQhWAYZ
>>40 ご回答ありがとうございます。少し理解がすすみました。
>しかし、タミフルと言う物質そのものは変わらないので、フェーズを踏まずに出てくるはずです。
やっぱり、ちょっと不安ですね。
>反応副生物はどうなるのかなどは、また精製のお話になると思われます。
>ラセミ体の分離でなければ、精製そのものは難しくありません。
この部分は安心できそうですね。
45 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 17:41:15 ID:SaIWHzqD
製薬会社で合成やってる俺が来ましたよ。
>>35 まあただ少量作るだけならどこの研究室でもできることはできると思う。
ただ大量生産しようとするといろいろな条件がつくので、話はだいぶ違う。
今のロシュの製法は、そのへんをなかなかうまくやってる。
柴崎先生はそのへんのプロセス化学については専門ではないと思うから、
この方法が使えるとしてもまだ細かい検討は必要かと。
>>37 原料がシキミ酸であろうがシクロヘキサジエンであろうが、最終物の構造が
いっしょなら薬効はいっしょ。ジェネリックで薬効が違うケースがあると
したら、結晶のさせ方や錠剤の作り方なんかによって体内での吸収が
変わってるためだと思う。
薬価についてはこれで下がるってことではないんではないかな。
ただ安定供給ができるようになるなら大変なメリットだと思う。
>>41 >特許切れてないのに、なんでゾロになるんだ?
難しい質問ですね。分かりやすくいうと、切れる前から作る準備をしているのです。
当然、非公開です。公開して、パテントの契約もせずにそれをすると、完璧に違法です。
ですが、切れたのを確認してからゾロを出す研究をしていては遅いのです。
この業界は、切れた途端にゾロがドドドッと出て来ます。それは、それにあわせて出せるように、
前もって研究をしているからですね。
同じ物質なのに効果が違うって言うのはどう言う事かというと、レシピがない状態で、プロの料理店の
商品コピーが出来るかどうかと言う事です。自慢ではありませんが、私は一度食べた料理は、
大体は再現できます。しかし、食べ比べると、やはり全く違うのです。プロの味には、二番煎じのコピーは追いつかないのです。
その原因は、作る人のスキルや調味料のパーセンテージなどが絡んできます。
薬もソレと同じで、中の成分がちょっと変わるだけで、効き目も変わってきたりします。
薬価の件ですが、正薬が高いのは正当な権利を上乗せするからですね。
「製造コスト」+「儲け」+「パテント・独占・研究開発費回収,etc」
これは、圧力とかそういうものではなく、今までにかかってきた研究費を、パテントが効いている内に回収するろいう、
重要な目的があるのです。回収できないって事は赤字に繋がってきます。金がない医薬メーカーは、研究不能で死にます。
新製法のパテントはどうなるのかと言う事ですが、薬価に製造パテントが上乗せされるので、
最終的に製造費などを考慮して、今より薬価が高くなったり儲けが減ったり赤字になるのであれば、
Rocheは今まで通りの製法でパテントが切れるまで製造し続けるものと思われます。
多分、東大の研究チームの中の人は無茶苦茶な事は言わないでしょう。きっと、コスト低減で薬価は下がるか、
現行を儲けをギリギリにして、次世代薬を出してくるはずです。
47 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 17:59:42 ID:bSdhMMcw
スケールアップ技術って…すごいよなぁと
就職してから、気が付いた馬鹿な俺がいる。
プロセス化学面白い。
48 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 18:08:48 ID:7yFW5RPg
49 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 18:32:15 ID:FID+R+W4
最大の生産国中国がバカな真似をしていたことから考えると非常にGJ。
50 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 18:39:39 ID:3NTSAasE
こういう場合はタミフルではなく、リン酸オセルタミビルというのが正しいだろ
バカが書いた新聞記事だな
51 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 19:03:31 ID:RL2E/Hpr
構造式みたけどアミンがついているとこが反応性高そうでいやな感じやね。
ジアステレオマーやし分離は思ったより大変ではなさそう。
てか、何ステップでできるんやろね。
10ステップもあったら収率90%あってもトータルで10%やし。
52 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 20:06:15 ID:9+3SNVES
定価はそんなに下がらないだろうが、仮にパニックになって需要が激増した時の急激な値上がりは緩和できるんじゃないか。
53 :
名無しのひみつ:2006/02/25(土) 21:25:10 ID:Adf/jnNc
>>51 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/0/0d/Tamiflu2.gif 最初のエステル化→ケタルで保護は簡単にquantで行ってるぽいけどそれでも10工程は長いね。
最後のAcかぶせてから脱アリル→リン酸塩化は副生物やパラ炭きちんと抜けるのかと
思った。パラジウムは良くても脱アリル化した一級アミンにエタノールがパラ炭と反応して生じたアセトアルデヒドが
反応してシッフ塩基経由でエチル基が付いたりしてそいつがうまく抜けない(と妄想)。
ブロックバスターであるから良いものの大した薬じゃなかったらこんな合成法
工場ではやらせてくれないと思う。
今回の柴崎先生の所のルートはどこで見れますか?
54 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 00:02:11 ID:D+iS++p3
>>46 >>特許切れてないのに、なんでゾロになるんだ?
>難しい質問ですね。分かりやすくいうと、切れる前から作る準備をしているのです。
>当然、非公開です。公開して、パテントの契約もせずにそれをすると、完璧に違法です。
その認識は古いですよ。
平成11年4月16日の最高裁判例が出たように
薬事法の製造承認に必要な試験を行うために特許薬を製造することは合法です。
55 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 00:42:22 ID:O6rXC6aJ
シキミ酸が化学合成で量産できてないことのほうが驚きです。
56 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 01:19:21 ID:klZmsH7f
>>53 ステップ数のおかげで、全合成にしかみえない
素人の俺がいる。
57 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 01:50:47 ID:ucvelvSt
石油から作られたって書かれるとイヤだな。
58 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 05:13:13 ID:+V/LFOWE
>>53 GJ!
>>57 むしろ下手なタンパク製剤よりはるかに純度は高いと思われる。
59 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 08:31:41 ID:/aD/3BEs
60 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 18:37:40 ID:ohtXppVQ
タミフル以外にインフルエンザに効く薬は無いの?
解熱剤とか下痢止めとか色々種類あるし、インフルエンザの薬も種類があっても良くない?
61 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 19:01:15 ID:aeEVAhxS
そのまんま
62 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 19:51:28 ID:D/XXOjCL
まあ、この話題の本質はただ一つ
「1、4―シクロヘキサジエン」
を三回早口で言えるかどうかだ
俺は二回目で引っかかった
63 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 21:11:17 ID:fQ86jUJx
64 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 22:48:33 ID:++YLdMVl
> 柴崎教授らは、石油から生成される安価な化学物質「1、4―シクロヘキサジエン」を原料に、シキミ
> 酸なしでタミフルを作ることに成功した。
で、石油から生成されるこの原料は100%純粋なものなのかね?
不純物が混じってると人体への影響が懸念されるわけですが。
65 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 23:45:54 ID:n6O8Coc0
66 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 23:47:36 ID:rjXoMr6U
>>64 既に市販の医薬品もたいていは原料の原料をたどると
石油由来なので大丈夫かと。
寧ろ、触媒で使われてる訳わからん金属が混ざる方が問題。
実際、実験室で触媒のリガンドとして使われるリンで中毒に
なった人居るしさ。
67 :
名無しのひみつ:2006/02/26(日) 23:57:46 ID:NkMTaF9W
100%純粋な原料など存在しない。
合成過程で混入する触媒やら有機溶剤や副生成物をどれくらい取り除けるのだろうか。
工程が違うのだから八角を出発点としたタミフルとは生成物の組成も微妙に違うのは当然だろうけど。
>>64 貴方の飲むその鎮痛剤も、実は100%鎮痛剤では出来ていません。
(バ○ァリンの半分が優しさで出来ていると言う意味か?と言うボケは無しで)
ですから、安心してください。
69 :
名無しのひみつ:2006/02/27(月) 06:07:15 ID:lLQY0xOK
ロシュに独占使用させるという話を持っていけば?
こっちで作りたいというのは通らないと思う。
70 :
名無しのひみつ:2006/02/27(月) 06:11:44 ID:lLQY0xOK
少し構造の違うスーパータミフィルを合成し、ロシュの提訴を迎え撃つという手もある。
71 :
名無しのひみつ:2006/02/27(月) 11:40:41 ID:X3N5MQst
不斉でニトロ化できれば安くならね?
72 :
名無しのひみつ:2006/02/27(月) 12:48:37 ID:YRz2s957
73 :
名無しのひみつ:2006/02/27(月) 13:48:36 ID:YRz2s957
74 :
名無しのひみつ:2006/02/27(月) 14:35:29 ID:gvqwfJIF
ロシュはPCR関連の特許も独占したからな。
汚い会社だw
75 :
名無しのひみつ:2006/02/27(月) 14:54:50 ID:XZa+W0lv
ロシュ…ロシュと言ったら、ロシュ鎌倉研…だっけ?
76 :
名無しのひみつ:2006/02/27(月) 16:45:26 ID:yW/daFbj
シナチョンに技術盗まれないようにしる!
>>74 特許独占は悪いことじゃない。
ビジネスですから。
78 :
名無しのひみつ:2006/02/27(月) 22:56:26 ID:KacEG12G
>>77 しかも
>>72 >>73 によると インドとアメリカは超法規で特許
バイパスすることも考えてるくらいだから、生き馬の目を抜く
駆け引きだわな。 高い金つんで タミフル世界生産量の半分を輸入する
日本は いいカモってことだね。
79 :
名無しのひみつ:2006/02/27(月) 22:58:41 ID:gvqwfJIF
スイスの2大製薬会社は互いに汚い事で
切磋琢磨してきたからかなりたくましい。
80 :
名無しのひみつ:2006/02/28(火) 00:27:46 ID:T8KmfK6a
しかしなあ。世界的に流行して死亡率も高い疾病について
特効薬を作る手立てがありながら
特許の名の下に特効薬が作れず死人バタバタってのは
人類の叡知よいずこって感じ。
いやロシュだって下っ端の生活がかかってるのは十分承知してるけど
ロシュがふんだくった金の何割かは幹部とその家族の
贅沢三昧の暮らしで浪費されるんだろ・・・
釈然としないよな。
81 :
名無しのひみつ:2006/02/28(火) 08:05:43 ID:vhfoEtL6
>>80 日本の特許制度上、公共の利益のために特に必要なときは
特許権者が何をいおうが国家権力によって
特許の実施権を与えることができるようになってる。
(さすがに特許権者に特許料払うけどね。)
心配するな。
条約でそういう規定があるから、多分世界各国もそういう制度採ってるよ。
82 :
名無しのひみつ:2006/02/28(火) 09:08:00 ID:2JVSxERn
役所仕事ってのは手遅れになる事例を
いままで散々みせつけられてきたからなぁ。
制度は人を守りません。
83 :
名無しのひみつ:2006/02/28(火) 11:33:22 ID:lIoHHVO1
いや 日本の場合は、今は マスコミは在庫がないってわいわいいってる
けど、いざ、在庫ができると、「安全性は大丈夫か」っていう検証はじめるよ。
大衆がさきかマスコミが先かはわからないけど、絶対安全を求める国民性。
何人もが犠牲になるまではだれもリスクとって上市するやつなんてでて
こないって。ライセンス生産して、なんか問題あったらロシュのせいにしたいんだろ。
>特許のせいで薬が作れず
緊急事態になれば、パテントは解放される。
>マスコミの言う安全性
薬の品薄感を紛らわす戦略という噂だと、聞いたことある(あくまで噂)
85 :
名無しのひみつ:2006/02/28(火) 14:05:45 ID:ZOPLcM7m
特許と国家の超法規措置の関係は囚人のジレンマにたとえられる。
国家により公益優先で開放されることがわかってれば、製薬会社は
馬鹿らしくて 新規医薬の開発なんてやめちゃうよ。この開発者利益と
受益者利益の線引きするのが政治の仕事。 2002年の
バイエルのシプロ(アンスラックスの解毒剤)をめぐる米国とバイエルの
駆け引きが先行事例だな。 日本政府が、多国籍製薬企業と駆け引き
できるの? 失敗すると 先端医薬が一切はいってこなくなるくらいの
覚悟でパテント開放してちょうだい。
86 :
名無しのひみつ:2006/03/01(水) 09:59:59 ID:3NMUcVV5
そういう製薬会社の脅しともとれる、言い逃れは聞き飽きたね。
日本政府はもっと強くでていいと思うよ。
命を駆け引きに使うなら、倫理観をもって市場に臨んでほしいね。
87 :
名無しのひみつ:2006/03/01(水) 10:32:26 ID:BeP14nhe
株主優先の製薬会社に倫理など無い
88 :
名無しのひみつ:2006/03/01(水) 22:44:06 ID:fgnY80Hx
不斎合成技術を使うとすべてNoYoriの成果という解釈もすごいな
89 :
うんこ:2006/03/02(木) 00:03:56 ID:71kO+I+M
90 :
名無しのひみつ:2006/03/02(木) 00:47:46 ID:ibfS9ALn
へー、八角ねー。
インフルエンザの季節は煮豚だわ。ばか?
91 :
名無しのひみつ:2006/03/02(木) 01:37:22 ID:U9y8nqz4
なんか今バカを見つけた
92 :
名無しのひみつ:2006/03/02(木) 01:47:05 ID:+a0h09SI
豚の角煮 うまいよね。昨日夜食べた。もうインフルエンザ怖くない。
93 :
名無しのひみつ:2006/03/02(木) 10:07:36 ID:e28KCNVH
これっれ製造方法が違うので
臨床試験やるんだろ?
上市するのに5年くらいかかるだろなー
94 :
名無しのひみつ:2006/03/02(木) 11:09:58 ID:jwu/EDiH
95 :
名無しのひみつ:2006/03/02(木) 11:57:40 ID:e28KCNVH
96 :
名無しのひみつ:2006/03/02(木) 19:30:41 ID:pyUC77Il
,.イ´| ̄`ヽr<´ ̄  ̄`ヾ´ ̄ `ヽx''´ ̄「`丶、
/ _|ノ ├〈,.-― ;. _ ,ゞ--'、:\___lヽ
,':∨::\ /´ ̄  ̄`ヽ ヽ/´ `ヽ、-.、 \::::::::::',
|、_;/ / /´ ,. 、 、 \. \ \―|
’、 / / ,. / / ,ハ ',. ヽヽヽヽ \ヾ/
\_/:/:/:./ , / .,' / // | l | , l: | ', ',. ! l :',!|
|/:/::/:/:/:! l | { /|:! l l } !ノ|::,!l | :| |::|:::::::|ノ
|:/l/:/:::,|::|:{イ⌒lヾゝ ノノイ⌒lヽ|:::!::}:;!::l::::::/
|::/|/l::/l';:{ヾlー''! lー''!/リノノ/::/:l::/
|| |:/リ、|::l;ゞ ̄´´ ,. ` ̄" ハ:lリノノノ'
リ |' __,⊥!、 " " r===、 " " /ノノ ||
'/´\:: : \ ヽーノ /`ーァ-、 ヾ、
_ / li : . ',.`ヽ、 _ ,.イ´ /.ノ::l| ヽ \____
. /'/ |l ヽ `Y´ / './ . :l| |、 / /
\l |l, \\_!_/ ‐ ´ 、!| | |\ ̄
| /; ´ ` ‐ , ヽヾ ! \|
| / ヽ::/ `ヽ |
| ,' ` ', ! 同じ板にコピペするとそのままだけど、
. | |::: ヾ ヾ .:| .| 違う板にコピペするとおっぱいがポロリと
| '、:::.:.. . ― . .:.:::,' ! 見える不思議なギガバイ子コピペ。
',. \_:::.: : :_二二二:_: : : : .:.:.:.:::/ ,'
':、 ト、 ̄ ´.:.:.::::::::::.:.:.:.` ―┬ '′ /
\ |l ヽ l| /
97 :
名無しのひみつ:2006/03/03(金) 00:03:46 ID:O2uwe26s
>>89 1,4-CHD使ってるだから、DAやらHenryはないだろ。
不斉エポキシ→アジド→光延→アジドでジアミンは作れそうな悪寒。
98 :
名無しのひみつ:2006/03/03(金) 08:47:30 ID:PACY0Nst
スレタイのテニヲハが何か一寸おかしいような
99 :
名無しのひみつ:2006/03/03(金) 22:57:04 ID:YrPOvjpq
やっぱ柴崎先生はすげえわ。
薬学会を大事にしてくれるし、数少ない「薬学者」だな。
100 :
名無しのひみつ:2006/03/03(金) 23:00:05 ID:yk2xOHYL
薬学部が、合成研究なんてやる意味などない。って
会う薬剤師がみんなそう言っていたなぁ。
単なる偶然なのか…みんなそう思っているのか…どうなんだろう。
101 :
名無しのひみつ:2006/03/03(金) 23:21:51 ID:D2tHCp6E
>>100 4卒でマツキヨに就職する人には合成も生理活性もいらんと思う。
製薬会社は合成出身を欲しがるよ(もちろん院卒だが)。
102 :
名無しのひみつ:2006/03/03(金) 23:33:19 ID:yk2xOHYL
というか…調剤って何をしているの?
未だに薬剤師の仕事のイメージが湧かない。
>>99 人が開発した触媒技術を借りてきただけだろ。
不斉合成の触媒の開発者は不斉合成の技術自体を問題にしているんで
不斉合成で何を作るかは後回しなんだから
合成屋が技術を借りることはかまわないんじゃないの。
105 :
名無しのひみつ:2006/03/04(土) 12:23:54 ID:FWrBzJTh
反応屋と合成屋は、持ちつ持たれつだよ。
反応屋がいなければ、道具は作れないし、
合成屋がいなければ、道具としての存在価値は無くなる。
真の敵は…
ゾロじゃなくて、タミフルをインスパイアした薬をどうしてつくらないの ??
新薬 タミワル
107 :
名無しのひみつ:2006/03/04(土) 14:12:38 ID:/mfUmopm
>>106 タフミルでいいだろ。
みんな結構タミフルをタフミルと勘違いしてるんだから。
>>106 タフミルと言う名の健康ドリンクを作って売れば・・・きっとw
それタフマンの偽物w
アジリジンを不斉で開く。
柴崎研の糖由来の触媒とY(OTf)3とかだっけ?
開いたらアジド入れて還元保護。
アリル位酸化。
光延でまたアジリジンにして
2級アルコール入れる。脱保護。タミフル。
111 :
名無しのひみつ:2006/03/04(土) 22:33:32 ID:U6GLMWet
私は予言する。
タミフルが安価になると(特に特許が切れた後)、養鶏業者の餌に
タミフルが混入されるようになり、それで飼育された鶏のインフルエンザ
ウィルスはもはやタミフルはまったく効かないものとなり、人類に脅威を
与える恐るべき災厄となることを。
112 :
名無しのひみつ:2006/03/04(土) 22:42:54 ID:26/OI5kS
もう中国でやってなかった?
>>111 特許が切れる前に、最大のタミフル消費国である日本で耐タミフル新型インフルエンザが出そうな気がする。
家畜の餌に抗生物質を混ぜるのは病気予防が主目的ではなくて、
「そうするとなぜか成長が早くなるから」という話を最近知って感動した。
耐性病原体(ウイルス・細菌性が主)は、基本的にはクランケの薬の飲み方が問題なんだね。
勝手に飲むの止めたりとか、飲むの忘れたりとか、そういうのが原因で体内選抜が生じやすくなる。
皆さん、薬は症状が治まっても飲み切りましょう。
この前アメさんがシキミ酸合成成功してたのにねぇ
117 :
名無しのひみつ:2006/03/05(日) 01:45:28 ID:o+aiRCRq
118 :
名無しのひみつ:2006/03/05(日) 03:31:51 ID:mNwmmVCV
基本的に製薬会社はマッチポンプを出来る立場にある。
既存の薬を使って耐性選択して選んだ菌株を、それとなく
第三者の家畜等に感染させれば、収益が急上昇する。
しばらくしてあらかじめ用意しておいた「奇跡の特効薬」
を新規に開発したと称して量産販売すれば、利益を独占
出来る。
>>118 深読みしすぎです。あと、病気は全て菌が起こすわけでもありません。
>>117 ito-saegusa。Pd(OAc)2を1.5当量。
121 :
117:2006/03/05(日) 21:02:26 ID:sHgVC6Am
>>120 サンクス
つーか、これは工業化はきつそうだねw
まだ、合成法がPublishされてないのに、合成概略が分かっちまうのは素晴らしいことだwwww
123 :
名無しのひみつ:2006/03/06(月) 13:49:13 ID:Th4AqWeO
124 :
名無しのひみつ:2006/03/06(月) 22:57:11 ID:XAFonvb3
>>122 記者会見するくらいだから特許処理は終わってるんじゃねーの?
126 :
名無しのひみつ:2006/03/07(火) 01:25:53 ID:TxZqw4/v
127 :
名無しのひみつ:2006/03/07(火) 23:07:16 ID:v9UTD8BQ
129 :
名無しのひみつ:2006/03/08(水) 22:53:24 ID:/eetIhOt
>>128 特許出願前に、学術論文(JACSとかORG.LETT.とか)として外部に発表したら、特許出願できなくなるってことさ。
勉強になりました。ありがd
131 :
名無しのひみつ:2006/03/09(木) 20:10:17 ID:9ZWvrkEa
>>129 雑誌は(申請すれば)猶予期間がありますよね
予稿集は即アウト?
学会発表は即アウト
記者会見は… ( ^ω^)セフセフ?
学会は大体半年猶予ある。
ただし発表後に申請できるのは
国内特許だけって場合が
あるので要注意。
特許申請できるまで卒業できない学生が多発する悪寒。
134 :
名無しのひみつ:2006/03/11(土) 10:52:49 ID:6eTf6T5K
>>133 ここは日本ではTOPレベルの研究室だから大丈夫だろう
それに企業研究者もいっぱいかかえてるから、その人たちの仕事じゃないかな
135 :
名無しのひみつ:2006/03/12(日) 23:56:12 ID:zVxEWq+j
求核不可反応を行うと立体反転で反応は進行します
光延反応とかで入れてるのかな?
トリオールの選択的保護とかはシラネ
137 :
名無しのひみつ:2006/03/13(月) 12:33:17 ID:2Yq+GBuW
かりに、ひまわりを品種改良して、種に多量のタミフルを
産生するようなものを作ったとしたら、そのひまわりを売ったり
種をうったりしたらタミフルの特許を持っている会社に訴えられ
るのでしょうか?
138 :
名無しのひみつ:2006/03/13(月) 19:02:26 ID:AKxHlUWy
>>137 ま
う
し
か?
いいえ、馬鹿です><
>>137 例えば六種の特許に「式xxで表される化合物タミフルおよびこれを含有する植物。植物としては
xx、○○、ひまわり、xxx等を例示することができる」とか書いてあればアウトだけど、
そんなことはありえない。
140 :
名無しのひみつ:2006/03/15(水) 17:29:57 ID:y3evLPcz
パラチャコのような不均一系ならまだしも均一系なんか使ったらどうやって重金属を取り除くんだろ?
実用性なさそうだな。
つ 蒸留
今、均一系で回ってるプロセスは、BINAPにしろWACKERにしろだいたいコレ
>>142 均一系では、無理(もしくは著しく困難)
分留できない系では、液-液抽出が一番多いが、高付加価値化合物ならカラム分離もありうる。
薬量にもよるよね。
ppmオーダーで効いて、年間数十キロとかなら
カラムかけたほうが安いっしょ。
>>140-145 医薬品じゃなければいいんだろうけど医薬品の中の重金属はかなり残留濃度は厳しいんじゃないの?
蒸留が可能か?ペイできるか?疑問
147 :
名無しのひみつ:2006/03/26(日) 10:21:15 ID:aHU/Gznj
薬学会の126年会で発表ということですが、時間場所知ってる人いますか?
148 :
名無しのひみつ:2006/03/26(日) 10:56:54 ID:M1h5308H
149 :
名無しのひみつ:2006/04/03(月) 23:38:48 ID:QJrxr5FY
薬学会で聞いたけど、ありゃ大量合成はむりだわw
誘導体のほうに賭けるしかないね。
kwsk
151 :
名無しのひみつ:2006/05/09(火) 15:42:47 ID:6Ymldfhp
age
152 :
名無しさん@恐縮です:2006/05/10(水) 02:32:57 ID:UGBscefw
ロシュ社は、ひと儲けのために、やってるんだから、タミフルを
あちこちで許可するわけないだろう。話し合いなんて、笑いもの
にされるだけ。そもそも鳥インフルエンザだってそいつらがタミフル
売らすためにウィルスをリメイクさせて作ったんだから。
「ロシュ ラムズフェルド」で検索してみたら、ズラズラあやしいの
出てくるし、アマゾンで「鳥インフルエンザの正体」って本の中味
も少しだけど読める。
153 :
名無しのひみつ:2006/05/10(水) 16:20:32 ID:Q97E0W95
>>152 マジか!日本のマスコミは全く取りあげないな。ビビってんのか?
154 :
名無しのひみつ:2006/05/10(水) 19:42:33 ID:tIPQkiFU
ビビってます。
155 :
名無しのひみつ:2006/05/10(水) 23:36:38 ID:5fTgtTxf
まだこういう陰謀史観の奴っているのな。
そんなマッチポンプができるんだったらもっとボンボン薬作ってもうけてるさ。
残念ながら科学は好きな病気を作って、その治療薬も自由に作るところまで
進歩してないのよ。
で、タミフルの合成のペーパー見たが、まだあれでは工業化には苦しいところ。
収率も上げなきゃいかんし、二酸化セレンなんかも避けたいし……。
まあ改良研究に期待だな。
>>155 ペーパーって、何に載ってる?
ページなども教えてください。
>>155 コーリーの方も微妙かねぇ
プロセス化学知らないからよくわからないけど、スズって嫌う物なの?
158 :
名無しのひみつ:2006/05/11(木) 22:15:11 ID:Y0kc7W38
>>156 J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 6310 (Corey)
J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 6312 (柴崎)
>>157 無機スズならそれほど問題ないんじゃないかなあ。最後に使ってる銅が
抜けるかどうかが微妙だけど、他で代用できるかもしれないし。
柴崎センセ、華々しく記者会見までやっちゃったけど、
Coreyの圧勝じゃん……。
160 :
名無しさん@恐縮です:2006/07/05(水) 00:10:43 ID:gs9w4hta
あげ
>>155 自由に はできずとも、偶然発見したものを深めていき、やっと一つできました。っていうのなら可能性は大いにある。
技術の初期とはそんなものじゃあありませんか。
また、タミフル−鳥インフルエンザのケースはもっと簡単で、オリジナルの病気を創り出したわけではなく、元々存在
したウイルスの病原性を高めたものなので、陰謀説は捨てきれない。
てな感じの事をドイツにんな友人が言ってたYO。
そういえば、病原体のスケールを考えなければ日本だって731の時には既にやっていた事なんだよね。
まあそのスケールが問題なのだけれど…。
なんて穿った目で見ていたら、人間の幸せのために頑張っているロシュの人が悲しむからやめるよ(T-T
研究開発費はいくらあっても嬉しいものです。こんな売れっ子商品、手放したくなかろう。
っていうか、五月のレスじゃあないですか…何をやってるんだろう…。もう寝よう。
163 :
名無しのひみつ:2006/07/05(水) 02:08:48 ID:6rpUebY0
植物原料価格暴騰でウッハウハだった某国からチャチャが入らないといいが。
164 :
名無しのひみつ:2006/07/05(水) 17:36:31 ID:ACC9CfSb
(・∀・)ニヤニヤ
>>163 まぁ、あれは内陸部の田舎を救う政策でもあるんだから、少しは分かってやれ。
といっても、その雲南地域は華僑が多いことでも知られるけどね。
ついでに、鳥インフルエンザで観光が大打撃を受けた地域。
もーまわりまわって、わけわからん