【医学】がん遺伝子の先天的変異 遺伝病への関与を確認 東北大

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1未来科学へむちょりん記者φ ★
がん遺伝子の先天的な突然変異が「CFC症候群」と呼ばれる遺伝病の原因の一つとなっていることを、
東北大大学院医学系研究科の青木洋子助手(遺伝病学)らの研究グループが突き止めた。
がん遺伝子が別の遺伝病にも関与していることが確認されたことで、
がん発生メカニズムの解明などにつながるという。

CFC症候群は(1)頭部が大きくなる(2)皮膚が硬くなる(3)心臓の筋肉が厚くなる―などの特徴がある。
発症報告が世界で100例に満たない遺伝病で、原因不明とされてきた。

研究グループは国内や欧州の遺伝病専門施設に協力を求め、CFC患者43人の細胞やDNAを調査。
19人は「KRAS」「BRAF」という遺伝子が先天的に変異していることが分かった。
いずれも後天的に変異すると、がんを引き起こすがん遺伝子とされ、
先天的に変異していた場合は全身ががんに侵されるか、出生することはないと考えられていた。

研究グループは、KRASとBRAFが頭や皮膚、心臓の発達を左右するなど、
がん発生以外の機能も持つと判断。CFC患者にがん発症例はほとんどないことから、
青木助手は「この2種類の遺伝子の変異だけでは、がん発生に至らない」と結論づけた。

研究グループの松原洋一東北大教授(遺伝病学)は「CFC患者が、別の遺伝子などがん発生を
抑制する因子を持っている可能性もある。その因子を解明できれば、将来のがん治療に結び付く」と話している。
研究成果は、12日の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版で発表された。


ソース 2006年02月14日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2006/02/20060214t15040.htm

2名無しのひみつ:2006/02/14(火) 10:34:55 ID:MOz+JPGB
2げっと
3名無しのひみつ
この患者にガンを移植してみればわかるだろ。
       人体実験だ!