【脳】ストレスで傷ついたマウスを社会復帰させる方法――ドーパミン作動領域中に存在するBDNFと社会的孤立
1 :
pureφ ★ :
2006/02/12(日) 13:43:16 ID:??? ストレスで傷ついたマウスを社会復帰させる方法
継続的に虐待あるいはストレスを受けたマウスでは、記憶や感情に関与する脳の部位に
長期間継続する行動上あるいは分子上の変化が認められるという。また、脳中で正常時は
活性化されている脳由来神経栄養因子(BDNF)が、ストレスを受けたマウスでは脳のドー
パミン作動領域中に存在し、他のマウスから社会的に孤立させているという。
今回の結果は、ストレスに満ちた社会的状況によって引き起こされる長期の神経および
行動の変化を調節する際のBDNFの非常に重要な役割を証明し、また、社会的離脱症状が
現れる社会的長期抑圧や心的外傷後ストレス障害といったヒトの疾患を研究するのに役立つ
だろうとOlivier Bertonらは述べている。
著者らは、研究対象となるマウスに、攻撃性の強いマウスによる社会的攻撃を10日間に
わたり受けさせ、マウスがストレスから他のマウスを避けるようにした。中脳辺緑系ドーパ
ミン経路のBDNFをノックアウトすると、ストレスを受けたマウスの社会的嫌悪を克服させる
ために抗うつ剤を定期的に投与するのと同じ効果が見られた。
脳中の遺伝子プロフィールを解析したところ、抗うつ剤とBDNF遮断の間には分子経路に
かなり重なり合うところがsあることが判明した。
Science Highlight 2006年 2月 10日(金)
http://www.sciencemag.jp/highlights/20060210/index.html#3 社会的敗北ストレス下では中脳辺縁系ドパミン経路の蛋白BDNFが重要な役割を果たしている
Olivier Berton, Colleen A. McClung, Ralph J. DiLeone, Vaishnav Krishnan, William Renthal, Scott J. Russo, Danielle
Graham, Nadia M. Tsankova, Carlos A. Bolanos, Maribel Rios, Lisa M. Monteggia, David W. Self, and Eric J. Nestler
Science 10 February 2006: 864-868.
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/311/5762/864 関連ニュース
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http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1101806604/l50
2 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 13:45:22 ID:nd/jrmXb
間違っても俺達はドブネズミじゃない 覚えとけ
3 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 13:49:24 ID:Vs4S27+H
鼠も働いていたんだな なんていう会社なんだ?
4 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 13:59:00 ID:FfheHJ21
>>3 ○○精米(株)とか、○○飯店 厨房勤務とか
5 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 13:59:58 ID:0TO1djQO
>>2 いや、鼠も人も同じだよ。
脳、神経で働いている生化学現象は。
この研究結果で、心が病んでしまった人が一人でも助かることを願います。
6 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 14:15:17 ID:5mGU1d0D
まずは雅子で実験だ
7 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 14:16:55 ID:CyvUOHmV
>>2 ラットはドブネズミですが、マウスはハツカネズミですよ。
8 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 14:20:31 ID:+f5lrwsP
ストレスで傷ついた雅子を社会復帰させる方法に見えた。
9 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 14:21:02 ID:U6Zk6TAC
パソコンのマウスかとオモタ
10 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 14:38:05 ID:SnGhPFCx
マウスでも社会復帰するのか
11 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 15:08:09 ID:UmCdEfJ1
で、治療法は('A`)
12 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 15:21:36 ID:035cTRTV
13 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 16:54:41 ID:B0kUQCr2
パーキンソン治療に道が?
14 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 17:03:48 ID:Ko9BauP2
BDNFは悪い働きをしてるのかね。抑えたらあとあと問題が生じないのかな。
15 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 17:16:28 ID:jPh97Dra
こういう研究の道に進みたいのだがどうすればいいのだろうか? 医師免許とってからでもすすめるならすすみたい
16 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 17:34:23 ID:lBqmK3P+
>攻撃性の強いマウスによる社会的攻撃を10日間に >わたり受けさせ、マウスがストレスから他のマウスを避けるようにした。 通常の社会生活では、攻撃されるのに社会的嫌悪もなく 平気で大きな顔してたら、さらに攻撃されて殺されたりしない?
17 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 20:48:02 ID:5c6htET7
大雑把な行動実験だなぁ
18 :
名無しのひみつ :2006/02/12(日) 22:19:19 ID:GdUaTR1A
>>15 あまり詳しくもないのですが・・・
別に医師免許はいらんよ。医学部を卒業する必要もない。
医学部でもいいが、医学部以外だと、
生物と関わる機械電子工学または化学に通じていた方が有利かもしれん。
いずれにせよ、医学・生物系の大学院の研究室に入る必要はあるかも。
19 :
名無しのひみつ :2006/02/13(月) 00:51:19 ID:Gjwwfi57
独りコソコソ実験やったら、動物虐待って言わない?
20 :
名無しのひみつ :2006/02/13(月) 01:22:37 ID:OXm1zMP7
pc内に人体のデータを全てぶちこんで 動物を使わずに検証できないものか(´・ω・`)
21 :
名無しのひみつ :2006/02/13(月) 03:10:14 ID:GJi8S5QQ
>1 まさに俺のことだな。
22 :
名無しのひみつ :2006/02/13(月) 07:27:51 ID:zlZXKXZu
攻撃性の強いマウスをどうやって作ったかが気になるw むしろそっちの脳の状態調べてなんとかしろw
23 :
名無しのひみつ :2006/02/13(月) 09:37:48 ID:zwuZHKwR
日本ドーパミン学会
24 :
名無しのひみつ :2006/02/13(月) 10:56:40 ID:cG6PTrQW
>>18 いや医学部出身で生物やってる奴は沢山いるよ
生物ってのは動物学じゃないんだから
25 :
名無しのひみつ :2006/02/13(月) 14:45:13 ID:foJYsP1m
よくわからんのだが、BDNFっていうのは脳内のガン細胞みたいなもんなの? それを摘出すれば鬱治るの? 5年くらいずっと鬱と闘ってる俺には切実な問題なんだが。
26 :
名無しのひみつ :2006/02/13(月) 14:55:59 ID:IOhAel2s
壊れたPCのマウスの修理方じゃないんか
27 :
名無しのひみつ :2006/02/13(月) 16:31:53 ID:gwXyRM/x
28 :
名無しのひみつ :2006/02/13(月) 18:04:22 ID:zlZXKXZu
鬱ってのはドパミン受容体が減少して無感情な状態だといわれてる 受容体は常に増加したり減少したりしてることがわかってる BDNFというタンパク質がその増減に関与してることがわかっただけ 抗鬱剤ってのはこのドパミン受容体が増えることがかわってる それが良い事がどうかは別としてね ドパミン受容体が増えた状態というのは覚醒剤の禁断症状や分裂病 の状態になる 妄想、幻覚、攻撃衝動が出る
29 :
名無しのひみつ :
2006/02/14(火) 18:50:40 ID:OjKmRkDS 抗うつ薬はドーパミン受容体じゃなくてセロトニン受容体を増やすのでは・・・