【理系白書】’06 迫るアジア ノーベル賞/「国力に」の政府、学者にズレ

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29名無しのひみつ
PETの原型はアメリカのNIHだな。
現在の形のPETはワシントン大学が発祥の地。1970年代。
その当時の開発リーダーはすでに心臓発作でお亡くなりになっている。
生きていればノーベル賞の最右翼だったけどね。
そのグループがUCLAに移ってPETの開発を発展させ、シーメンス社が販売するにいたっている。
PETって割と簡単な原理でできているので、90年代中ごろまでは、
いろいろな大学やベンチャー企業が自力で研究開発して競い合っていたものだよ。

実はPETの開発でノーベル賞というのは随分前からロビー活動をしている。
1990年代中期にそのうわさを聞いたことがある。
もし貰えるなら、UCLAのフェルプスが筆頭だろう。間違いない。
チョウ氏の名前はよく知られているけど、黎明期の優秀な研究者って感じだな。

実は今のPETで使用されているFDGという薬剤は日本人の薬学者がアメリカ留学中に開発している。
ひょっとすると受賞者の一人にはいるかもしれない。貰えたらいいね。
PETが貰えるなら、先に実用化したSPECTの開発者にも与えないとフェアじゃないな。

それとPETの利点は癌の早期発見ができるってことじゃないから。
薬剤を取り替えることによって、生体内のさまざまな分子イメージングができるってことだからね。