抗菌薬ケテックで勧告、肺炎患者が重篤な肝毒性発症=米食品医薬品局
米食品医薬品局(FDA)は1月20日、肺炎(連鎖)球菌(Streptococcus pneumoniae)や
インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)による呼吸器感染症の治療薬として
使用される抗菌薬ケティック(一般名:テリスロマイシン)について、 重篤な肝毒性を
起こす恐れがあるとして、医療関係者や患者に、使用上の注意を促す勧告を出した。
肝障害の兆候を見つけた場合、使用を中止するべきとしている。
米国内科学会発行の医学雑誌「Annals of Internal Medicine」最新号に、
テリスロマイシンの投与を受けた肺炎患者3名が黄疸など重篤な副作用を起こしたとの
報告が掲載されたため。うち1名は亡くなった。
ソース
http://www.jc-press.com/kaigai/200601/012402.htm