【材料】熱処理で部品表面にCNTを生成。軸受けに応用へ

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1軌道電子カンタムφ ★
 長野県工業技術総合センター材料技術部門と、粉末冶金(やきん)のナパックなど3社は、
カーボンナノチューブ(CNT)を利用して、より回転しやすくした軸受け部品を開発した。
CNTを発生、増加させる触媒を利用することで、軸受け部品の周囲をCNTで覆う。CNTが
潤滑材となって滑りが良くなり、部品の摩耗や周辺部品の汚れを少なくする効果があるという。
2007年度中の製品化を目指す。

 同センターによると、現在、軸受けには粘り気の少ない潤滑油を塗っているが、気化して周辺の
部品を汚すなどで故障につながる可能性があるという。同センターなどは、CNTを利用して、油の
使用量を半分以下に抑え、コスト削減と機械の寿命を長期化することを目指す。

 想定している用途は、DVDレコーダーなどの高速回転を支える軸受けや、モーター関連など。

 銅製の軸受けに、CNTを発生、成長させる触媒作用を持つ鉄を一定の分量で混ぜ、炭化水素などと
ともに400―500度で30分加熱すると、軸受けの表面を覆うようにCNTが発生する。加熱する温度が
高くないため、金属を膨張・変形させずに加工できる利点がある。2005年11月に特許を申請した。

 ナパックが製造する粉末冶金のDVDレコーダー用軸受けと、日本テクノの装置で研究を進め、
松山技研が表面処理を担当した。

 新技術を活用すれば、CNTの触媒作用を持つ鉄やニッケルなどを使ってさまざまな部品の周囲に
CNTを発生させることができるという。同センター金属材料チームの滝沢秀一主任研究員は
「CNTを発生、成長させる研究は、半導体関連などでも進んでいるが、今回の技術で、CNTを
潤滑剤として、身近に活用できる可能性がある」としている。

http://www.shinmai.co.jp/news/20060106/mm060106sha3022.htm
2名無しのひみつ:2006/01/06(金) 13:28:42 ID:VE2tykYH
流体軸受けから円筒形ベアリングに逆戻りするのか。
3名無しのひみつ:2006/01/06(金) 15:23:40 ID:3O+SfN0j
>今回の技術で、CNTを 潤滑剤として、身近に活用できる可能性がある」としている。

ということは、ローションもカーボンナノチューブ入りになるの?
4名無しのひみつ:2006/01/06(金) 15:54:44 ID:A0D6p4XG
カーボンナノチューブの最初の一般的商品利用になるのかな?
5名無しのひみつ:2006/01/06(金) 16:21:15 ID:YMSn/blU
地道にすごい技術だな。
6名無しのひみつ:2006/01/06(金) 19:01:59 ID:3co4IFsY
これって、マグネットコーティングよりスゴいの?
7名無しのひみつ:2006/01/06(金) 21:38:01 ID:KH7MjpQP
>2
滑るなら、なんでも構わないんじゃないの。
8名無しのひみつ:2006/01/06(金) 22:00:06 ID:apum/AcB
>>7
俺でも良いのか?
俺の今年の受験の第一志望の滑り具合ならCNT以上ですが。
9名無しのひみつ:2006/01/07(土) 14:20:03 ID:eAXd7n/I
ID:apum/AcBだけでは、需要に追いつかないお。

そう言えば、ナノテクで潤滑って研究はいろいろなところでやっているようだねぇ。
10名無しのひみつ:2006/01/07(土) 17:27:01 ID:mZEibvCr
以前は,フラーレンを潤滑剤にする,つうのも有ったな。
11名無しのひみつ:2006/01/13(金) 15:40:47 ID:/aFb2iec
無油潤滑といって、昔から硫化モリブデンを使うとかいろいろあるよね。
黒鉛を塗るというのもあったと思う。
12名無しのひみつ:2006/01/13(金) 16:47:53 ID:P9yifA/K
そうだよ。グラファイトは軸+軸受けの潤滑材として昔から使われているよ。
13名無しのひみつ:2006/01/13(金) 18:26:01 ID:OYZcmqLa
使ってるうちにCNTが剥離してアスベスト並みの健康被害とか出さないか心配。
14名無しのひみつ:2006/01/13(金) 19:53:43 ID:YDHQdy78
はやぶさのリアクションホイールに使えていれば、、、
15名無しのひみつ
>>10
あったな。実用化か・・・