★がん発生、遺伝子から解明 米、120億円で研究開始
【ワシントン13日共同】米国立衛生研究所(NIH)は13日、がんの
発生メカニズムや進行過程について、遺伝子の変異から総合的に解明する
研究に3年間で1億ドル(約120億円)を投じて乗り出すと発表した。
特定した遺伝子変異をがんの早期発見や治療、予防に生かすのが狙い。
まずは2、3種類のがんについてパイロット研究を行い、良好な結果が
得られれば規模を拡大するとしている。
がんは、さまざまな遺伝子の変異が重なって発病、進行する「遺伝子病」で
あることが分かっている。これまでの研究の成果から、特定の遺伝子変異を持つ
がん細胞を狙い撃ちするタイプの薬も開発されているが、全部で200種類以上ある
がんの中で薬があるのはごく一部にすぎない。
研究は、NIH傘下の国立がん研究所と国立ヒトゲノム研究所が共同で行い、
得られたデータは世界の研究者に公開するとしている。
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20051214/fls_____detail__029.shtml ・米国立衛生研究所 NIH
http://www.nih.gov/ ○NIH Launches Comprehensive Effort to Explore Cancer Genomics
The Cancer Genome Atlas Begins With Three-Year, $100 Million Pilot
http://www.nih.gov/news/pr/dec2005/nci-13a.htm