「TRON」アーキテクチャについてもいくつか発表した。
リアルタイムOS「T-Kernel」について、
統合開発環境の整備が進んでいることや、
拡張カーネルの整備が進んでいることを紹介。
またデンソーのカー・ナビゲーションシステムなど、
実製品への適用が進んでいることも併せて発表した。
また、より小規模な組み込みシステムを対象にした「μT-Kernel」の開発を始めたという。
さらに坂村教授が興奮を抑えきれない様子で紹介したのが、
合計36万種類の漢字フォント・データの無償公開である
(詳細はこちらの記事)。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051213/226163/ 「このセットにない漢字はない、と言って良い」(坂村教授)。
戸籍に使われている漢字はこれでカバーできるうえ、
中国の古い文献もデジタル文書化できるという。
坂村教授は「この無償公開で、漢字文化圏に貢献できれば幸いだ」と結んだ。