通信インフラ設備工事からシステム/ネットワーク統合までを手がける
日本コムシスは2005年11月30日、企業向けの IP 電話システム
「comsip」で、 30回線/50回線/100回線の小規模回線3モデルを設定、
11月1日から販売を開始した、と発表した。
同社では中堅/大企業向けに comsip を販売しているが、
本格導入決定前に一部部署のみに導入を希望する顧客の意向を受け、
今回の販売モデル設定した。
また、30回線などの販売モデルを設定したことで、中小企業でも FOMA LAN を導入し、
フリーアドレスを構築できるようになった。
30回線のフルセットは、 IP-PBX サーバー、IP キャリアゲートウェイ、 PBX ゲートウェイ、
SIP フォン、連携ソフト、施工費などがパックになっており、販売価格は200万円。
comsip は IP 電話のトータルソリューションで、携帯電話、PC、オフィス内 IP 電話を
活用してアプリケーションと連携、音声と通信の融合を図るもの。
SIP サーバーには Linux や市販サーバーを採用、また
SIP フォンは TRON で作成するなど初期費用の低価格化を図った。
comsip にはプレゼンス確認機能、グループウェア連携機能、電話取次ぎ機能、
SIP 会議機能などがあり、今後もアプリケーションと連携したソリューション開発に積極的に取り組む。
同社は2月に米国 Meru Networks 社の第3世代無線 LAN システム
「Meru Access Points」を自社導入して本社内で運用を開始、
社員が固定席を持たないフリーオフィス制を開始している。
また、IP 電話システム会社のユニークリンクに出資、ユニークリンクが開発した
OfficeWizard を comsip の SIP サーバーとして組み込んだ。
http://japan.internet.com/busnews/20051130/2.html