吉林省延辺大学薬学院の南極星教授による「間質細胞(肝星細胞、HSC)
死滅の誘導および肝線維化を抑制する二類漢方新薬に関する開発研究」
プロジェクトが、このほど吉林省科学技術庁が組織する専門家チームによる評定を
通過した。
専門家チームは、同プロジェクトの研究結果が同領域において国際的に先進
レベルに達するものであり、より治療効果の高い肝線維化抑制薬を研究開発する
際の基礎となるとの一致した見解を示している。
専門家らは同プロジェクトの研究内容について、漢方医学と現代バイオテクノロジー
の有機的な結合による有益な探求を行うことで、漢方薬の薬効メカニズムの解明や
漢方薬研究の現代化を促進できると評価している。
また、同薬は治療効果の高い肝線維化抑制薬の研究開発の基礎を打ち立てた
とされ、同薬により、多くの慢性肝臓病患者の治療を可能にし、初期段階で病気の
進行を抑え、肝硬化の発生を減少させる効果があるという。専門家は多大な経済・
社会的効果と利益を生み出すことができると評価している。
(日中グローバル経済通信) 2005年11月22日 00時00分
ソース
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/medi/414474