同センターは2〜3年後から実際の医療現場での治療、予防に活用
していく方針。オーダーメード医療では、
東大医科学研究所を中心とするグループが薬の効果などの研究
を始めており、実用化を目指した研究が拡大していきそうだ。
こうした遺伝子情報や臨床検査データなどをデータベースに
登録する。3万人分の登録が目標としている。最も重要なのは遺伝
子情報だ。遺伝子情報を調べると、個々人で少しずつ違う所があり
、その違いによって薬の効果や副作用に違いが出る。
この情報を知ることによって体質に合わせた治療や予防ができる
ことになる。
同センターは実際に医療現場で活用する段階では遺伝子情報は
すべて匿名化する。同センター研究所の
加藤規弘・遺伝子診断治療開発研究部長は
「実用化のめどが立てば、個人情報の保護を万全にして他の
医療機関にもデータを提供したい」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051105it05.htm