【医療】型違いの臍帯血移植でがん攻撃 金大大学院・中尾教授ら 免疫細胞の性質生かす

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1 ◆KAGE/ppV6U @青影 φ ★
 白血病の患者に、あえて一部に患者の型と適合しない臍帯血(さいたいけつ)を移植し、免疫力を活用して、
がん細胞を攻撃する画期的な治療に、金大大学院医学系研究科の中尾眞二教授(血液内科学)らの診療グループが
初めて成功した。他人の細胞を攻撃する免疫細胞の性質を生かし、提供者の免疫細胞の矛先を、患者のがん細胞に
向けて、完治を目指す。

 白血病や悪性リンパ腫などは、血液のもとになる造血幹細胞が悪くなる病気で、骨髄移植などで治療するには、
患者の悪い造血幹細胞を放射線で殺した後、提供者の正常な造血幹細胞を植え付ける。患者と提供者の白血球の型
HLAが一致することが前提だが、赤ちゃんのへその緒や胎盤にある臍帯血の移植では、HLAが多少合わなくても
移植できるという。

 中尾教授らが進めている臍帯血ミニ移植は、患者の造血幹細胞を残したまま提供者の造血幹細胞を移植するため、
患者に強い放射線を浴びせることがなく、高齢者の治療にも適用できる。移植後は、提供者の造血幹細胞が増え、
患者の細胞と次第に置き換わっていく。

 ただ、ミニ移植は患者のがん細胞も残ったまま行われるため、再発の可能性が少なくなかった。そこで、中尾教授らは、
提供者の造血幹細胞から生まれる免疫細胞「NK細胞」に、患者の体の中に残ったがん細胞を攻撃させる方法を考案した。

 NK細胞は自分と同じ目印を持っていない細胞を見つけると、激しく攻撃して殺してしまう。この目印は白血球の型
HLAに基づいており、中尾教授らは、わざと患者と異なる目印のNK細胞を作るHLAの臍帯血を選び、患者に移植した。

 六十歳以上の患者に行ったところ、大きな副作用もなく、提供者の造血幹細胞はしっかりと患者に定着し、新しい
血液細胞を作り出した。一方、もともとあったがん細胞は消えていった。移植から長期間経過したが、再発の兆候は
ないという。

 中尾教授は「臍帯血ミニ移植の弱点を克服するこの治療を今後も進め、安全性と有効性を確認したい」と話している。
第十八回北國がん基金の助成をもとに行われた。

 北國新聞  2005年10月6日更新

 http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20051006001.htm

2名無しのひみつ:2005/10/06(木) 17:05:13 ID:2dgGRfl3
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3名無しのひみつ:2005/10/06(木) 17:08:53 ID:5LCplOlS
金大

一瞬どこの大学かと思った。
4名無しのひみつ:2005/10/06(木) 17:51:04 ID:1riTsNfG
>>3同意
中国の大学の日本人教授かと思った
5名無しのひみつ:2005/10/06(木) 18:20:49 ID:u5E8uUy6
早く実用化頼むよ。
祖母ちゃんが先月胃がんで逝き、母ちゃんは大腸にポリープが発見。

頼むよマジで。
6名無しのひみつ:2005/10/06(木) 18:21:23 ID:zeDvrPep
ゴンダイ
7名無しのひみつ:2005/10/06(木) 18:42:46 ID:wXXIiZ7E
よくこんなこと考えるな
8名無しのひみつ:2005/10/06(木) 18:55:59 ID:53rmAs0m
あれか在日でリアル朝を国内で攻撃させる方法と同じだな。
9名無しのひみつ:2005/10/06(木) 18:59:20 ID:3CNlBBdG
勘違いの臍帯血移植でが??
10名無しのひみつ:2005/10/06(木) 20:06:53 ID:EXvDdCVl
>>5
ガンガレ
こっちもいつ乳癌に変わるか微妙…
11名無しのひみつ:2005/10/06(木) 20:38:51 ID:vAW9K8CU
残念がながら、この治療法は今のところ白血病に限定されたものですね。
従来の白血病治療と異なる点は、全身に放射線を照射しないという点でしょうか。

GVHD(移植片対宿主病)効果をうまく利用すれば、大腸癌や腎癌に使えるかも、
という話はネットで聞いたことがありますが・・。
12名無しのひみつ:2005/10/08(土) 15:11:52 ID:evP19BZh
>>11
どんながんにも効く治療法なんてないから残念じゃないと思う。
13名無しのひみつ:2005/10/08(土) 19:58:44 ID:P/Si7fzZ


◆KAGE/ppV6U @青影 φ ★がガンで死ねばいいと思います。
14ヘ]ヨ{ツ& ◆5ynWkR0iak :2005/10/08(土) 22:31:22 ID:H7vXCVfF
例えるなら、ナルトがピンチのときにスーパーサイヤ人4のベジットが現れて敵を粉砕してしまうとうことか。
上手い手だな。
>>11
白血病に限る理由がわからん
1511あまり詳しくはないですが:2005/10/09(日) 10:09:58 ID:TNMkJTc2
>>14
質問が出たので書き込む。

まず、言葉を間違って使ってしまっていました。
今回の治療はGVL効果(移植片対白血病細胞反応)を利用しているのであって、
GVHD効果などという言葉は存在しません。
GVHDとは、下手をしたら本人が死ぬ可能性もある恐ろしい状態(病気)です。


白血病の場合、癌細胞の密集度が固形の癌と比べて少ない。
散らばった一つ一つの癌細胞に対しては、免疫療法や抗癌剤が効きやすい。

多くの固形癌の場合、細胞数の密集度が桁違いに高く、
内部のガン細胞にまで免疫細胞や抗癌剤が到達しにくい。


あくまで大ざっぱな解釈なので、
例外は癌の種類の数だけ存在すると言ってもいいかもしれない。
何か間違った認識があったら指摘してもらえると、
当方の勉強にもなるので助かる。
16名無しのひみつ
がん治療は、アイディアとか発想の転換とかひらめきで
新しい治療法が生まれるのだなあと実感。