東京女子医科大学先端生命医科学研究所助教授の大和雅之氏と同大消化器外科の大木岳志氏の研究グループは、
食道がんの内視鏡手術の後に、内視鏡を用いて膜状にした細胞シートを貼り付ける手法の開発に成功したことを
このほど明らかにした。既に倫理委員会を通過、年度内にヒトへの応用を開始する。
食道がんの内視鏡手術は、侵襲の少ない方法として初期の食道がんではよく利用されている。しかし、内視鏡で
切除したあと、筋肉が露出してしまうと強い炎症が起こり、食道の収縮が発生、飲食物の摂取が困難になる場合が
ある。大和氏らの方法は、この露出部を細胞シートで被覆してしまおうというものだ。
2005年10月05日 10時24分
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/medi/401592