【理化学】木質細胞の分化を制御、マスター遺伝子発見

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1 ◆KOTOHAyy2Y @隠居人 φ ★

理化学研究所植物科学研究センターの出村拓・チームリーダーらは、東京大学の福田裕穂・教授、
神戸大学の三村徹郎・教授と共同で、シロイヌナズナとポプラを使って、樹木の骨格や生命の維持に
大きく関与している木質細胞の分化を制御するマスター遺伝子を世界で初めて発見した。
この遺伝子を導入すれば、表皮の細胞を強引に木質細胞に分化させることができるという。
米国雑誌GENES&DEVELOPMENTの8月15日号に掲載された。

地球上のバイオマスの大部分は森林由来の木質バイオマスであり、
これが地球上の二酸化炭素の多くを固定している。現在、無秩序な森林破壊によって、
年間1000万ヘクタール(0.3%)ずつ、森林が減少しており、これに伴って二酸化炭素が放出され、
地球の温暖化にもつながっている。

その中から、遺伝子発現に関わると予想される一群のNACドメインタンパク質に着目し、
シロイヌナズナとポプラを使って、それら遺伝子の働きについて詳細に解析した結果、
VND6とVND7と名付けられた、互いに類似した二つのNACドメインタンパク質の遺伝子が、
本来は管状要素に分化しない表皮細胞などを管状要素へ分化させる能力を持つことを発見した。
また、これらの遺伝子の働きを抑えると正常な管状要素は形成されない。さらに、
シロイヌナズナとポプラという異なる植物種で管状要素の分化を誘導できることから、
これらが木質形成のマスター遺伝子であることが明らかになった。

植物では、細胞分化の運命を直接支配するようなマスター遺伝子の存在はほとんど知られていない。
福田教授によると「植物は環境の変化にあわせて、自らを変えることで生き延びてきたため、
変化を決定づけてしまうマスター遺伝子自体が少ないのではないか」という。

http://tech.braina.com/2005/0915/bio_20050915_001____.html
2名無しのひみつ:2005/09/19(月) 10:33:06 ID:ioYoURua
肝心の画像は?
3名無しのひみつ:2005/09/19(月) 11:52:35 ID:5io2I+uo
ナウシカ思い出した。よう判らん。
4名無しのひみつ:2005/09/19(月) 11:55:05 ID:IQcC8Ruu
「理化学」ってカテゴリーは普通使わないよ。
これは研究所の名前。
5 ◆KOTOHAyy2Y @隠居人 φ ★:2005/09/19(月) 12:55:18 ID:???
>>4
指摘ありがとうございます。
6名無しのひみつ:2005/09/19(月) 13:33:07 ID:IQcC8Ruu
あら、礼儀正しいお方。
ちなみに遺伝子関係だったらおおまかに「生物学」でおk。
7名無しのひみつ:2005/09/19(月) 13:53:29 ID:Nc8dGflp
>>1
「この遺伝子を導入すれば、表皮の細胞を強引に木質細胞に分化させる
 ことができるという。」

イメージ的にどういうエコ的または農林的な応用があるか判ればもっと
イガったな。
8 ◆KOTOHAyy2Y @隠居人 φ ★:2005/09/19(月) 19:06:42 ID:???
>>6
ありがとうございます。
これから気をつけます。
>>7
これからできるように頑張りますー。

9名無しのひみつ:2005/09/19(月) 19:36:23 ID:EiARqFHi
理学部生物系の人は木本植物をやりたがらないと聞いていたが、そうでもないのね。
そういう漏れは日本木材学会会員。
10名無しのひみつ
理研のプレスリリースにはのってないね。

と思ったら8月の発表かよ

木質形成に直接関与するマスター遺伝子を発見
- 木質バイオマスの生産性と品質の制御につながる成果 -
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2005/050815/index.html