兵庫県立大学は15日、同県三日月町にある中型放射光施設「ニュースバル」で
進めているナノテク(超微細加工)の産学連携研究の休止を決めた。
川崎重工業、出光興産など約15社がそれぞれ独自に手掛けている
材料加工開発を見合わせる。同大は再開の見通しは立っていないと説明している。
ニュースバルは14日午後、火災事故を起こした。同大は原因調査会を設けて
原因究明と安全対策を急ぐ。火災原因が判明するまで同施設の利用を止める。
調査会は同大と、電子ビームの供給を受けている大型放射光施設
SPring-8(スプリング・エイト)を管理する高輝度光科学研究センターとが共同で設けた。
安東愛之輔教授ら4人で構成している。
スプリング・エイトは材料の分析や解析が主な役割で、ニュースバルは具体的な商品化を
目指した材料加工が中心だ。
ニュースバルを利用している三菱ガス化学、ライオン、フジプレアムなどは当面の作業を停止する。
隣接するスプリング・エイトは22日からの産業ユーザーの利用計画に変更はないとしている。
ソース:
放射光施設「ニュースバル」火災で産学連携研究を休止
──兵庫県立大、原因調査会設置(9月16日) - 日経ネット関西版
ttp://www.nikkei.co.jp/kansai/news/28835.html SPring-8サイト内での火災(小火)について
ttp://www.lasti.himeji-tech.ac.jp/info/050914_fire/index.html