【医療】脳脊髄液減少症:新潟県が患者十数人を医療機関に紹介

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 難治性むち打ち症の「真相」として「脳脊髄(せきずい)液減少症」が注目される中、新潟県が両症の
関連性を念頭に、患者十数人を医療機関に紹介していたことが分かった。また「学説が定まっていない」
として有効とされる治療法に健康保険適用を認めていない国に対し、保険適用や研究推進を求める署名活動が
19都府県に広がっていることも判明。痛みの原因が分からず「怠け病」などと誤解を受けてきたむち打ち症
患者にとっては、追い風になる。
 新潟県は昨年6月、200床以上の30病院と15の県立病院を対象に、脳脊髄液減少症の治療への対応を
調査し、3病院から「既に取り組んでいる」と回答があった。加えて、県内14保健所に患者団体が作成した
同症のガイドラインなど資料を配布して周知し、これが疑われる症状の患者に医療機関を紹介する態勢を整えた。
保健所を通じて同症を治療する医療機関を紹介した患者は十数人いるという。
 さらに、脳脊髄液減少症を医師に広めるため昨年12月、地元の患者団体と勉強会を共催。県医薬国保課は
「少しでも苦しんでいる患者の力になれれば」としている。
 全国に10万人以上ともいわれる患者に対し、脳脊髄液減少症の治療をする医師は数十人しかいないとされ、
近隣に医療機関がなかったり、数カ月間順番を待つ状態が続いている。「低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)
新潟支援の会」の青山優子さん(49)は「県の担当者は私たちの訴えに耳を傾けてくれた。もっと多くの医師が
治療に取り組んでほしい」と話す。
 署名活動も進んでいる。NPO法人鞭(むち)打ち症患者支援協会(和歌山市)によると、宮城、新潟、千葉、
大阪など12府県の患者が(1)脳脊髄液減少症の研究推進と治療法の確立(2)有効とされるブラッドパッチ療法への
保険適用−−を求める署名を提出。うち8府県議会が意見書を採択した。東京、福岡など7都県で署名集めをしている。
【渡辺暖】

毎日新聞 2005年9月4日 3時00分

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20050904k0000m040129000c.html

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