明石市内の砂浜で五年ぶりにアカウミガメの産卵が確認されたことを受け、特定非営利活動法人(NPO法人)
「日本ウミガメ協議会」(大阪府枚方市)が母ガメのDNA分析調査に乗り出すことになった。母ガメは六月と
七月の二度にわたって上陸、産卵しており、外観の特徴から同一個体と推測されているが、科学的に実証する。
明石近辺にアカウミガメが何匹いるかを知ることにもつながるという。
調査は今年、アカウミガメが卵を産み落とした同市林崎町三の二つの産卵巣から、卵の殻や孵化(ふか)しなかった
卵などの細胞を採取、DNAを分析する。母ガメ由来のDNAはそのまま子ガメに受け継がれるため、産卵したカメが
同一個体かどうか鑑定できる。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00034603sg200510031000.shtml