◇優秀な後継乳牛の効率的確保へ−−県畜産研究所・吉村主任専門研究員が成功
乳牛の受精卵段階で雌雄を判別する県内で初の研究に取り組んでいた高山市清見町、
県畜産研究所(大谷健所長)酪農研究部の吉村義久主任専門研究員(52)が、
受精卵のサンプルから100%に近い判別率で雌雄を見分けることに成功した。
牛乳を生産する乳牛は基本的に雌牛だけが必要のため、産み分け技術が確立されれば、
優秀な乳牛の後継牛確保を効率的に行うことができるという。
吉村研究員は今月1日、飛騨世界生活文化センターで開かれた業績発表会で
「乳牛における雌雄産み分け技術の確立とその活用について」と題して研究成果を発表した。
吉村研究員ら同研究所のスタッフは2年前から乳牛の受精卵段階で性別を判別し
、産ませたい雌牛の受精卵を移植し、受胎させる方法に取り組んできた。
同研究所や酪農家で飼われているホルスタイン種から人工授精後6・5〜7日に回収した
受精卵から細胞の一部(サンプル)を採取し、2種類のDNA増幅法によって雌雄を識別した。
2種類の増幅法で計238頭の受精卵サンプルを調べ、うち225頭の雌雄判定が正解
(不明13頭)で、94・5%の高い判別率だった。また、このサンプルから判別した受精卵を
モデル農家や育成牧場の乳牛に移植し、受胎率を調べた結果、育成牧場は03年度50%、
04年度63・6%、今年度は7月末現在で9頭のうち6頭の受胎(80%)に成功した。
モデル農家でも75%の受胎率だった。
(後略)
ソース:毎日新聞 岐阜 05/08/11
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gifu/news/20050811ddlk21040070000c.html