アヒルの感染が判明、比で初めて、鳥インフルエンザ
マニラ──フィリピン政府は8日、マニラ北部で飼育されているアヒルが鳥インフルエンザに感染していることが判明した、と述べた。
同国で感染例が確認されたのは初めて。
フィリピン保健省によると、感染したアヒルの検体をオーストラリアの研究所に送り、アジア地域を中心に多数の死者が出た毒性の強いH5N1型と同型のものかどうかの分析を進める。
感染したアヒルが見付かった、ルソン島ブラカン州のカルンピット地域周辺を隔離し、家禽(かきん)類の販売などを一週間停止する。
アジア地域ではこれまで、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)で154人の感染が判明、うち54人が死亡している。
1億4000万羽以上の家禽(かきん)類が処理され、数百万米ドル相当の損害を受けている。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200507080009.html