【医学】白血病は造血幹細胞の再生能力を利用して発症する＝東大医科研

　白血病は造血幹細胞が持つ再生能力を利用して発症するとの研究結果を
東京大医科学研究所の中内啓光教授（幹細胞生物学）らのグループがまとめ、
５日までに米医学誌に発表した。
　造血幹細胞は骨髄や臍帯血（さいたいけつ）の中にあり、すべての血液細胞を
産生する能力と、自らを再生する増殖能力を持つ。白血病は、血液細胞が
がん化して限りなく増殖を続けるような状態。ごく少数の白血病性幹細胞が
自己複製するなどして白血病細胞を供給し続けることが分かっていたが、
詳しい仕組みは分かっていなかった。
　中内教授らは、マウスを使った実験で、造血幹細胞に含まれ、遺伝子の転写を
調節するタンパク質（転写因子）の一つが異常に活性化すると、自己複製する
能力が増強されて過剰な幹細胞の増幅を引き起こし、白血病が発症することを
突き止めた。

引用元：河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/07/2005070501003441.htm

まじかよ

2?

血を造るところが侵されるから白血球を作りすぎてしまうってこと？
今までわかってなかったの？

これを利用して、幹細胞を大量生産できそうだな。
未来はすぐそこまで！

これで死者の数が減るな。
ありがたい

白血病は注射一本で治る日が来ましたか?

異常に活性化する　と　正常な増殖　の間をとらないといけないしなあ

つまんね

Abstract
Dev Cell. 2005 Jun;8(6):907-14.
『Quantification of self-renewal capacity in single hematopoietic stem cells from normal and lnk-deficient mice.』
Ema H, Sudo K, Seita J, Matsubara A, Morita Y, Osawa M, Takatsu K, Takaki S, Nakauchi H.
PMID: 15935779
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15935779&query_hl=19

Developmental Cell, Vol 8, 907-914, June 2005
『Quantification of Self-Renewal Capacity in Single Hematopoietic Stem Cells from Normal and Lnk-Deficient Mice』
http://www.developmentalcell.com/content/article/abstract?uid=PIIS1534580705001310

Developmental Cell Online
http://www.developmentalcell.com/

東京大学医科学研究所幹細胞治療研究分野
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/sct/article.html
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/sct/member/nakauchi.html

次は、なぜ
「遺伝子の転写を調節するタンパク質（転写因子）の一つが異常に活性化」
するかを突き止めないとな。