【生化学】幹細胞の分裂はマイクロRNA経路により制御される

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1pureφ ★
Cover Story : 幹細胞の分裂:マイクロRNAが持つ調節的役割

 他の多くの細胞が分裂休止状態にある組織中で分裂を続ける能力は、幹細胞独自の性質
である。つまり、幹細胞は何らかの方法によって細胞分裂を停止させるシグナルを回避して
いることになる。

 ショウジョウバエの生殖系列幹細胞でマイクロRNAのプロセシングを阻害した実験から、遺
伝子サイレンシングによる調節を行う分子であるマイクロRNAが、本来なら細胞周期のG1期
からS期への移行を止める環境内シグナルを幹細胞が感知しないようにする機構の一部で
あることがわかった。

 マイクロRNAがないと、生殖細胞はいうなれば「普通の」細胞と同じく分裂を停止した。Nature
2005年6月9日号に掲載された3つの論文では、ヒトの数種類の癌にマイクロRNAがかかわって
いることが報告された。つまり、腫瘍細胞で分裂を調節できなくなることも、幹細胞の分裂が
うまく調節されていることも共に、マイクロRNAが見せる異なる側面なのだろう。

 表紙はマイクロRNAを欠く幹細胞で、癌抑制因子p21/p27が過剰に産生されたことにより
分裂を停止している。

Nature Highlight June 16, 2005
http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=1038&issue=7044

細胞:幹細胞の分裂はマイクロRNA経路により制御される
S. D. Hatfield, H. R. Shcherbata, K. A. Fischer, K. Nakahara, R. W. Carthewand H. Ruohola-Baker
Nature 435, 974-978 (16 June 2005) | doi: 10.1038/nature03816
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7044/abs/nature03816.html

関連スレ:
【医学】マイクロRNAは癌に重要な役割を果たす
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1118409224/ (05/06/10)

関連情報
マイクロマネージャー
マイクロRNA (miRNA)は現在、発生および細胞分化の重要な調節因子であると認識されている。
このため、ヒト癌のmi-RNAが変異または異常発現しうることを示す証拠が出てきているのは、
驚くことではない。
http://www.natureasia.com/japan/cancer/0505/7.php
特集1 RNA干渉 小さなRNAの遺伝子とその標的を探せ
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0311/rna_2.html
2永野学園 ◆Bqq/ENchOU :2005/06/20(月) 01:09:37 ID:h3uEx2xe
(* ̄ρ ̄)”ほほぅ…
3名無しのひみつ:2005/06/20(月) 01:12:35 ID:8ye7rrWO
1
4名無しのひみつ:2005/06/20(月) 01:16:31 ID:IUfmW3Tf
じしんだよ
5名無しのひみつ:2005/06/20(月) 01:16:49 ID:EJfNbohx
うおっ地震だ誰か助けれ
6名無しのひみつ:2005/06/20(月) 01:18:06 ID:/aj5oKCL
助けて欲しい人
7名無しのひみつ:2005/06/20(月) 01:22:13 ID:ywr7lgWd
ノシ
8名無しのひみつ:2005/06/20(月) 10:57:17 ID:erzKn5Yn
もっと解明されれば癌なんて感冒程度の病気になるな。
それにエイズも単なるインフルエンザ程度だな。
9名無しのひみつ
一瞬
【生化学】肝細胞の分裂はマイクロソフトにより制御される
かと思った。こわっ