【環境】中国上空で二酸化窒素濃度が増加、衛星データで確認=海洋開発研究機構

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1 ◆KzI.AmWAVE @Hφ=Eφ ★

 海洋研究開発機構は17日、大気汚染物質の二酸化窒素が、中国で1990年代後半から
増加し続けていることを、人工衛星の観測データで確認したと発表した。

 汚染物質は日本上空に流れ込むと、光化学スモッグ発生の一因になるとみられる。

 同機構は、ヨーロッパの観測衛星のデータを解析、中国上空での二酸化窒素濃度を算定
した。その結果、北京や上海などを含む広い地域で、1996〜2002年にかけ年8%程度の
割合で二酸化窒素濃度が上昇していた。

 二酸化窒素は、光で分解され光化学スモッグの原因になるオゾンに変化する。日本では
自動車の排ガス規制などにより、窒素酸化物の濃度が低下しているにもかかわらず、オゾン
濃度は徐々に増加している。

 同機構の秋元肇プログラムディレクターは「越境汚染には国際的な取り組みが必要だ」と
話している。

引用元:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050617i316.htm

海洋開発研究機構プレスリリース
http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/PR/0506/0617/index.html