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JR東海,高温超電導磁石を初めて搭載したリニアモーターカーの走行試験を開始
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051128/111084/ (要登録)
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JR東海は2005年11月22日,高温超電導磁石を搭載したリニアモーターカーの走行試験を
山梨リニア実験センターで開始した(超電導体の用語説明)。高温超電導磁石を搭載した
リニアモーターカーの走行試験は初めてである。さっそく初日に時速501キロを記録した。
試験走行は12月9日まで実施される予定で,高温超電導磁石の各部分の振動特性や温度特性を調べ,
実用性を検証する(この超電導磁石に関するTech-On!の関連記事)。
リニア実験線は3両編成で合計8個の超電導磁石を搭載している。
これまでは、8カ所すべてにニオブ・チタン合金線材からなる低温超電導磁石を取り付けていた。
低温超電導磁石は、液体窒素と液体ヘリウムによって約4K(-269℃)まで冷却して使用する。
今回の試験では、8カ所のうちの1カ所を高温超電導磁石に置き換えた(図1)。
発生させる磁界や磁石の外形寸法は高温と低温で同じにした。
高温超電導磁石は、超電導臨界温度(Tc)が約110K(-163℃)のビスマス(Bi)系2223線材からなり,
冷凍機で直接冷却して約20K(-253℃)で使用する(図2)。冷媒を使わないことから低温超電導磁石と
比べて構造が簡素になり,信頼性を向上させることができる(図3)。