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307名無しのひみつ
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/mdps/394721

◆ 2005.8.31 【大腸IIc研究会速報】
カプセル内視鏡の“回収”が議論に



 カプセル内視鏡は「入口」と「出口」が異なる。
第15回大腸IIc研究会2日目の8月28日、「カプセル内視鏡の現況」と題したミニレクチャーのなかで、
誰もが気になるカプセル内視鏡の「検査終了後」が話題になった。

 イスラエルのギヴン・イメージング社が開発したカプセル内視鏡を、
日本での臨床試験当初から使用している獨協医科大学光学医療センター内視鏡部門の中村哲也氏と、
現在オリンパスメディカルシステムズ社が開発中の
カプセル内視鏡の臨床試験を実施している昭和大学横浜市北部病院消化器センターの大塚和朗氏が演壇に立った。

 発表後の質疑応答で、カプセル内視鏡の排出についての議論になった。
中村氏は、「米国では下水道が完備しており、途中で回収されている。
日本では環境汚染が問題になる可能性があるため、電池が外に出ないよう接着力を強くしたり、
プラスチック電池を用いるといった工夫がなされているようだ。
また、排泄時に回収できれば最も望ましいため、回収してもよいと被験者の方には説明している。
実際、3分の1くらいの方が記念に持っている」と述べた。

 大塚氏は、「(オリンパスのカプセル内視鏡は)現在、臨床試験中なので、
すべて回収する必要があり、被験者の方に回収用のネットを渡して、排泄時に回収してもらっている」と話した。

 従来の内視鏡検査に比べ、被験者にかかる負担が非常に少ないとされるカプセル内視鏡検査だが、
検査後には、やや面倒な作業が待っていると言えるかもしれない。(小又理恵子)