【原子力】米のプロメテウス計画に協力【宇宙利用】
サイクル機構 高速実験炉技術提供
動力源原子炉 材料照射部材を製作
NASA(米国航空宇宙局)では、太陽系の外縁部の惑星、
”木星”に無人探査機を送りこみ、徹底的に調査する『プロメテウス計画』を
進めているが、この計画の核となっているのが探査機の動力源となる
原子炉を利用した電気エンジンを開発することにある。
核燃料サイクル開発機構(サイクル機構)はこのほど、
米国パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)との間で、
プロメテウス計画に役立てるため、高速実験炉『常陽』を活用した
材料照射試験に用いる照射リグ部材の製作に関する契約を締結した。
サイクル機構では、『常陽』高度化(MK−V)計画に伴い、
照射性能の向上と照射試験の効率的推進を目指して、国内外からの
利用拡大を図ってきているだけに、今後の新たな展開が注目される。
http://www.sci-news.co.jp/news/200506/170617.htm#1