【医学】マイクロRNAは癌に重要な役割を果たす

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1pureφ ★
医学 : マイクロRNAは癌に重要な役割を果たす

 ここ数年で、「マイクロRNA」と呼ばれる新しい種類の遺伝子調節因子がヒトの正常な成
長や発生に影響を及ぼすことが明らかになった。今回3つの研究チームがそれぞれ独自に、
マイクロRNAは正常な成長にかかわるだけでなく、ヒトの癌にも重要な役割を果たすことを
発見した。

 G Hannonたちは、あるマイクロRNA群がマウスで血液の癌を引き起こすことを、そしてJ
Mendellたちは、ヒトの癌の原因になることが知られているある遺伝子と、いくつかのマイ
クロRNAが協調して働くことを明らかにしている。

 さらにT Golubたちは、ヒトのさまざまな癌には、それぞれ異なるマイクロRNAを持つと
いう特徴があることを見出した。このことは、マイクロRNAプロファイルをヒト癌の診断に
利用できる可能性を意味している。

Nature Highlight June 09, 2005
http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=1027&issue=7043

細胞:ヒト癌遺伝子として働いている可能性があるマイクロRNAポリシストロン
Lin He, J. Michael Thomson, Michael T. Hemann, Eva Hernando-Monge, David Mu, Summer Goodson, Scott Powers, Carlos Cordon-Cardo, Scott W. Lowe, Gregory J. Hannon and Scott M. Hammond
Nature 435, 828-833 (9 June 2005) | doi: 10.1038/nature03552
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7043/abs/nature03552.html

遺伝:マイクロRNAの発現プロファイルで癌を分類
Jun Lu, Gad Getz, Eric A. Miska, Ezequiel Alvarez-Saavedra, Justin Lamb, David Peck, Alejandro Sweet-Cordero, Benjamin L. Ebert, Raymond H. Mak, Adolfo A. Ferrando, James R. Downing, Tyler Jacks, H. Robert Horvitz and Todd R. Golub
Nature 435, 834-838 (9 June 2005) | doi: 10.1038/nature03702
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7043/abs/nature03702.html

細胞:c-Mycの調節を受けるマイクロRNAは転写因子E2F1の発現を調節する
Kathryn A. O'Donnell, Erik A. Wentzel, Karen I. Zeller, Chi V. Dang and Joshua T. Mendell
Nature 435, 839-843 (9 June 2005) | doi: 10.1038/nature03677
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7043/abs/nature03677.html

News and Views: 癌のゲノミクス:小さなRNAが与える大きなインパクト
Paul S. Meltzer
doi: 10.1038/435745a
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7043/full/435745a.html
2名無しのひみつ:2005/06/10(金) 22:18:13 ID:SRRaRa+m
つまりはマイクロRNAが癌に重要な役割を果たしてるってこと?
3名無しのひみつ:2005/06/10(金) 22:36:42 ID:Zthf1Mle
RNA愛
4pureφ ★:2005/06/10(金) 22:47:48 ID:???
関連情報
マイクロマネージャー
マイクロRNA (miRNA)は現在、発生および細胞分化の重要な調節因子であると認識されている。
このため、ヒト癌のmi-RNAが変異または異常発現しうることを示す証拠が出てきているのは、
驚くことではない。
http://www.natureasia.com/japan/cancer/0505/7.php

特集1 RNA干渉 小さなRNAの遺伝子とその標的を探せ
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0311/rna_2.html
5名無しのひみつ:2005/06/10(金) 22:54:52 ID:rrQ5V0d3
マイクロPNAS
6名無しのひみつ:2005/06/10(金) 23:09:06 ID:U1uQn7Oy
癌診断の可能性があるというだけ。

診断方法の1つが増えるということで、治療方法じゃないね。
7名無しのひみつ:2005/06/10(金) 23:11:59 ID:IfujeMw1
>>6
ブロックして阻害ってのは結構みんなやってるみたい
8名無しのひみつ:2005/06/11(土) 01:36:15 ID:d/ewsWBp
選択的スプライシングとかRNA干渉とか
遺伝子発現の重要なとこに関わってるわけだから
そりゃガンにだって関係するわな
プリオンの変異が試験管内では生体内より上手くいかないのも
RNAが関わってるかもって言うのも聞いたことあるし
9名無しのひみつ:2005/06/11(土) 01:50:32 ID:ZNMI8JfZ
スレタイがもろ日本訳だとおもた
10名無しのひみつ:2005/06/11(土) 07:30:21 ID:9rpoF2o5
マイクロRNAの発見はノーベル賞候補
11名無しのひみつ:2005/06/11(土) 09:01:02 ID:n45Dhc4A
天使はRNAウイルス
12名無しのひみつ
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