★容疑者DNA活用へ 8月めどデータベース化
警察庁は1日、容疑者から採取した血液などを鑑定して得たDNA型情報を
データベース化し、犯罪捜査に活用することを決めた。既に整備されている
犯罪現場の遺留資料のデータベースと合わせ、8月をめどに本格的な運用を開始する。
警察庁は「必要があり適法に得た型情報をデータベース化するもので、
捜査に必要ない鑑定はしない」としている。鑑定に使用するDNAの部分は
遺伝情報を含まないが「個人情報」には間違いなく、厳格な管理を求める声が
強まりそうだ。
データベース化は、同日開かれた専門家による有識者会議(座長・前田雅英
首都大学東京都市教養学部長)の初会合で同意を得た。会議は今後の運用を踏まえ、
型情報の収集、活用の進展に向けた法整備の必要性などについて検討を進める。
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20050601/top_____detail__006.shtml