【医療】国産初の新開発小型補助人工心臓エバハートの埋め込み手術

東京女子医大が、国産初の補助人工心臓

　東京女子医大心臓血管外科（黒澤博身教授）は２５日、「新たに開発した小型の補助人
工心臓エバハートを、重い心不全の男性患者（４６）の胸部に今月７日に埋め込み、順調
に経過している」と発表した。海外製の従来品に比べポンプ部分の容積が約４分の１（こ
ぶし大）、重さは半分の４２０グラムと、子どもへの応用も期待できる小ささで、在宅で日常
生活を送ることを視野に置く。長期に使えれば、心臓移植とは別の選択肢に育つ可能性
もある。

　この次世代人工心臓は、東京女子医大と早稲田大理工学部、米ピッツバーグ大、サンメ
ディカル技術研究所（長野県諏訪市）が共同開発した。国産でポンプを体内に埋め込む型
の補助人工心臓の臨床試験（治験）は、国内初。連続２年の使用が当面の目標だ。

　手術は大学の倫理委員会の手続きを経て実施された。手術前はベッドで絶対安静だった
男性は、歩行訓練を始められるまで回復している。順調なら半年後には退院し、さらに半
年間在宅で経過をみながら日常生活復帰を目指すという。

　次世代型は、男性の残された心臓から大動脈に血液を送り出す働きの大部分を、ロータ
リーポンプで肩代わりする。制御部やバッテリーなどはＡ４判程度で重さ約４キロの体外
装置に収められ、ポンプと冷却用純水の管や回線などで結ばれている。

　従来型の埋め込み型人工心臓は体重が７０キロ程度はないと使えず、小柄な人や子ども
は使えなかった。次世代型は体重４０キロほどでも使える見通しで、子どもへの応用も視
野にあるという。

　人工心臓では、手術後の感染症や、血液の塊（血栓）ができて血管をふさぐなどの合併
症が問題になる。エバハートは脈を打たない無拍動型で人工弁がないため、血栓を生じに
くいことが実験で確認されており、材料もチタンなど、より耐久性の高いものを採用している
という。

　東京女子医大と国立循環器病センター（大阪府吹田市）で計４人に装着し、それぞれ３カ
月目に外部の専門家も加えた評価委員会で効果や安全性を検討。その後、大阪大と埼玉
医大も加えた４施設で、２０例の治験データを集める。（中略）

記事全文、図、写真、解説等はこちらです。
朝日新聞　2005年05月25日
http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY200505250314.html

国産埋め込み心臓、年内にも臨床試験…日本人向けに小型化
　同大が開発した人工心臓「ＥＶＡＨＥＡＲＴ（エバハート）」は、従来の拍動型ではなく、回転
式のポンプを採用。握りこぶしよりやや小さい大きさで、重さもケーブル込みで４７５グラムと
「小型軽量化」に成功し、ポンプの寿命も長くなった。 弱くなった心臓の左心室先端部から
血液を取り入れ、ポンプを通して大動脈へ送る。電源などが入った外部装置はＡ４判ケース
程度の大きさで、８時間連続駆動が可能。同大での臨床試験が順調に進めば、国内の他
施設や米国でも試験を行う予定だ。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041025so12.htm

関連スレ：
【医療】完全置換型人工心臓、米で移植までのつなぎとして承認
http://news16.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1098156588/l50 (04/10/19)

暴走しないか心肺

電池切れ怖い。

電源ケーブル付

そのうち外部電源無しで動けるようになる事を見越した名前か

原動力はＳ２機関です

ん、ちょっと前に血液で発電する発電機を作ってるニュース
あったけどこれと組み込めばかなりイイ！のでは。

先生脈がありません！って騒ぎにならんのか

バハムートに見えた

これで、脳死の人の臓器を、今か今かと待ち続ける、残酷で悲惨なドラマを
体験する人がいなくなっていくんだね！
二年半も電池持つんなら、耐用年数は移植臓器とどっこいどっこいじゃんか！！

http://3hp.jp/?id=project

おまいらチタンの値段わかっちょるか？
まぁアメリカで心臓移植受けるよりはるかに安いが

>10
＞二年半も電池持つんなら
それはすごい！

実験はそこそこにして、早く移植用の心臓を探してやれ

本間血腫に気をつけろ

>>15
あれは完全置換型人工心臓ですから。

このお酒にはハートがあります

てっきりエバスレになっていると思ってきたのだが．．orz

移植臓器が保つ数年間だけを生きのびる為に、
誰かが死ぬのを待つ医療の時代は終わるのですね。
移植ビジネスで潤ってきた連中は困るかな？

>>19
この人工心臓は、あくまで補助人工心臓であって、
本来の心臓が止まってしまったらアウト。

心臓を休ませて、回復を待つか、移植までの時間稼ぎの機器です。
なので、移植はまだまだ続きます。

完全な埋め込み型の人工心臓が出来れば、
心臓に関しては移植は減るでしょうが、
完全に置換出来る人工肺や、人工肝臓は人工心臓より難しいので、
当分は移植医療は現役でしょう。

ついでにビジネスとしてやるのであれば、人工臓器の方が
遙かに利益率は高いし、チャンスも多いので、
こっちに乗り換えるというか、研究中なのですよ。

>>20
ふーん、そうなんだ。世の中単純にはいかないなあ。
人工臓器の方が儲かるなら、いずれはそっちがメインになるのかな？
医用工学なら、研究機関は、医科歯科難治研がすごいって聞いたがホント？
それとも培養臓器が期待できる？
とにかく世の中「脳死」だなんだと、怖い話ばかりで、
そういうことのない医療が、早く実現しないものかなあ…

肝臓はいくらでも増えるんだから、肝臓を腎臓や膵臓に
変えることってできないの？

だんきち　エバの　おまけ　コーナー

のっけからエヴァネタかｗｗ

俺が書こうと思ったのに orz

これは・・・ドキドキダイナモですか？

>7
時計程度ならそれでも動くだろうけど
心臓代わりのポンプ動かす強力なモーターの電源には心もとない

>>20
>>>19
>この人工心臓は、あくまで補助人工心臓であって、
>本来の心臓が止まってしまったらアウト。
>
>心臓を休ませて、回復を待つか、移植までの時間稼ぎの機器です。
>なので、移植はまだまだ続きます。

確かにそうなのだが、自分の心臓単独での延命が難しい人のなかには、
補助人工心臓による血流量の底上げで、
心臓自身が回復する場合がある。

もちろん結果的にどうしても移植が必要な人もいるが、
結局移植必要なく、この補助人工心臓も外して
日常生活ができるようになる可能性のある人はいる。

>>27
>>心臓を休ませて、回復を待つか、