【医学】マウスで肥満研究のネイチャー・メディシン論文、データに問題、取り下げへ=大阪大

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841名無しのひみつ
ttp://www.asahi.com/science/update/0821/TKY200708210423.html
肥満の一部はウイルスが原因? 米グループが発表
2007年08月21日22時52分

肥満の一部はウイルス感染によって起きるらしい――。
こんな研究を、米ルイジアナ州立大のグループがまとめ、
ボストンで開かれた米化学会で20日発表した。ロイター通信などが伝えた。

肥満の人は、そうでない人に比べて、風邪や結膜炎の原因となる
ウイルスの仲間アデノウイルス36に感染している割合が高いとされているが、
感染との因果関係ははっきりしなかった。

研究グループは、美容のために行われる脂肪吸引で得られた人間の脂肪組織から、
さまざまな細胞に変化する能力を持つ幹細胞を抽出。このウイルスを加えた。

その結果、ウイルスを加えられた幹細胞の半分以上が脂肪細胞に変わったが、
加えられなかった幹細胞で同様の変化を示したのはわずかだった。

ウイルスが肥満の原因だとはっきりすれば、ワクチンが開発できそうだというが、
研究グループは「すでに肥満の人には役立たないだろう」としている。

アデノウイルス36は以前から、肥満との関連が疑われてきた。
米ウィスコンシン大学の研究チームは00年、このウイルスに感染させたニワトリやハツカネズミが、
感染させなかったものより脂肪を2倍多く蓄積した、という論文を発表している。