【医学/生物】衛生証明義務化でマウスなど実験動物の輸入ピンチ.。研究支障も懸念

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 新型肺炎SARSや鳥インフルエンザなど動物由来感染症への対策を強化するため、
厚生労働省は9月から哺乳(ほにゅう)類や鳥類の輸入に輸出国政府機関の衛生証明書を
義務付ける。実験用のマウスやラットも対象とされ、海外と国内の研究者間でマウスなどを
交換する共同研究に支障が出る可能性もある。研究者らの指摘を受けて、厚労省も
善後策の検討を始めた。

 生きた動物では、エボラ出血熱にかかっている恐れのあるサルや、ペスト感染の可能性がある
プレーリードッグなどが輸入禁止、狂犬病の危険があるアライグマなどは検疫の対象だが、
それ以外は感染症のチェックなしに輸入されている。

 03年は陸生哺乳類63万頭、鳥類12万羽が輸入された。流通ルートは複雑で、
多くが航空機で運ばれるため、感染症が発生しても輸入禁止などの措置が遅れる恐れは強い。

 このため昨年10月の感染症法施行規則改正で輸入届け出制度が新設された。今年の9月から、
輸入には動物が感染症にかかっていないことを示す、輸出国政府機関の証明書が必要となる。

 問題になっているのは医学や生物学の実験に多く利用されるマウスとラットの扱いだ。
昨年12月、厚労省の説明会には研究者ら約200人が詰めかけ、「感染症を保有する可能性は
極めて低い」「閉鎖した環境で飼育されているので安全だ」などと訴えた。

 こうしたマウスやラットは通常、病気に細心の注意を払って繁殖させ、健康状態も定期的に
チェックされている。遺伝的な特徴を備えたマウスを無償で交換する国際共同研究も盛んで、
ある研究所は年間100回、計2万匹を輸入する。

 これらの動物は、マウスが生後数週間で成熟するなど成長が速く、証明書発行のスピードが
鍵となる。輸入手続きに手間取れば、研究の適期を逃したり、途中で死んだりする恐れもある。

 国立大学医学部長会議などの要望で、厚労省も円滑な輸入を図れるよう輸出国側との
協議を始めた。米国が決めた実験動物の厳格な規範や、欧州連合(EU)の動物実験指針などを
守っているマウスやラットには、輸出国政府機関が速やかに衛生証明書を出すことなどを働きかける。

http://www.asahi.com/science/update/0312/002.html
2名無しのひみつ:05/03/13 07:52:30 ID:+SjJN2gk
2
3名無しのひみつ:05/03/13 08:03:34 ID:5xSxpWMH BE:60348858-
4get
4名無しのひみつ:05/03/13 08:18:44 ID:rf5sL5hI
mutantやknockout/transgenicなマウス
5名無しのひみつ:05/03/13 11:26:41 ID:1LGJKAdI
マウスやラットくらい国内で繁殖すればいいのに
輸入するより高くつくかもしれないが
6名無しのひみつ:05/03/13 12:11:12 ID:awklnFnZ
管理してるマウスやラットより
放し飼いってか、野生化させてる生き物の方が問題だよな
7名無しのひみつ:05/03/14 18:30:51 ID:ZBgOtJnU
実験用のマウス(ハツカネズミ)って飼うととっても可愛いよ。
ハムスターよりずっと賢いし。
8名無しのひみつ:05/03/14 19:16:23 ID:8EKSbeZD
かわいいよね。

情がうつって飼ってるうちになかなかヘビにあげられなくなってしまう
9名無しのひみつ:05/03/17 15:11:14 ID:t2m4y//Q
何で事前にこういう問題があることが分からないんだよ
馬鹿か?>官僚
10名無しのひみつ:05/03/18 13:10:13 ID:pFkyTYKP
>>5
普通の実験用マウスは今でも国内の業者が繁殖、販売している。
ちなみに大手3社の寡占状態だ。

問題なのは4が書いてるような変異マウス。
個々の遺伝子の機能を調べるため、その遺伝子を壊したり改変したりした
マウスが世界中で作られている。中には人間の疾患モデルとして
使える「非常に役に立つ」ものもある。

この手のマウスは、大勢の人が必要なら業者が繁殖させるが、通常は
最初に作った研究者だけが飼育していて、欲しい人はメールを書いて
送ってもらうのが普通だ。これでは系統が絶える心配があるので
収集するセンター作りが進んでいるがこれは別の話。

いずれにせよ、研究は世界中でしのぎを削っているから、作った人から
すみやかに送ってもらえなければたちまち遅れをとってしまう。
また研究者同士でマウスを分与するのは原則無償がルール。
費用の問題ではないよ。
11名無しのひみつ
>>10
俺の分野ではKOマウスそう簡単にもらえないし、まず間違いなく論文に名前のせろって言ってくるけど、、、