■20時間周期で潮位が振動 台風通過後の富山湾 (03/05/2005)
昨年、新湊市で高潮による被害を引き起こした富山湾沿岸の潮位振動現象を調べていた気象庁は四日、
データの解析結果を公表した。台風による暴風が収まった後、富山湾では数日から一週間にわたり、
約二十時間周期で潮位振動が繰り返されることが分かった。富山地方気象台では、このデータを生かし、
早く正確な高潮警報や注意報を出すために役立てたいとしている。
舞鶴海洋気象台などは、台風15号(八月)と同18号(九月)の影響による能登半島周辺の潮位の観測データを
詳しく調査した。日本海の中央部を北東に進む台風により、能登半島周辺で南からの南西の強風が長時間続いた。
風が収まった後、能登半島西岸から北岸で潮位振動が発生、この十数時間後に能登半島東岸で、さらに数時間後
には富山港で潮位振動が観測された。
潮位振動はその後、数日から一週間にわたって約二十時間周期で能登半島北岸から富山湾にかけて繰り返された。
これが八月二十日に新湊市内で約六十戸が床下浸水する被害を出した高潮とみられている。
この数値をコンピュータで再現、計算したところ、台風の暴風により能登半島西岸と北岸で上昇した潮位が、
大きな変動を伴って富山湾にゆっくりと伝わることを確認した。この現象は地球の自転の影響で能登半島北岸、
富山湾とも約二十時間間隔で繰り返されることも実証した。
(後略)
( ´`ω´)つ
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20050305003.htm (引用元配信記事)
富山新聞-THE TOYAMA SHIMBUN-
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/index.htm (03/05/2005) 配信
■平成16年台風第15号・18号による能登半島から富山湾沿岸で繰り返し起こる(03/04/2005)
高い潮位現象(潮位振動現象)について−数値モデルによる再現に成功−
平成16年8月及び9月に台風第15号と第18号が日本海を北東進して強風が収まった後に、能登半島北岸から
富山湾沿岸にかけて繰り返し潮位の大きな振動を生じ、七尾湾を始め富山湾の沿岸で浸水や漁網流出などの
被害を起こしました。
舞鶴海洋気象台及び気象庁本庁は、この潮位の振動について観測データや数値モデルを用いて解析することに
より振動の発生や伝わり方を解明することができました。
( ´`ω´)つ
http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jma/press/0503/04a/takashio.pdf (注:pdf)
【異常潮(いじょうちょう)】
潮位が通常の潮位から大きく異なる現象の内、津波や高潮など発生原因がはっきりしている現象を除く
海面変動のことで、副振動と異常潮位があります。
ア 副 振 動:湾や海峡などで発生する水面の振動現象です。函館港では30分〜60分周期の副振動が発生します。
イ 異常潮位:副振動のような振動現象ではなく、潮位が通常より高く(あるいは低く)なり、数日〜十数日程度の
間継続する現象をいいます。原因のひとつに、同様な気圧配置が継続することなどが挙げられます。
( ´`ω´)つ
http://www.hakodate-jma.go.jp/data/kentyojo/yogo.files/chosekiyogo.htm 依頼
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1102921108/434