彗星(すいせい)の構造を探るため、米航空宇宙局(NASA)が独立記念日の
7月4日に実施する「ディープ・インパクト計画」に、群馬県高山村の県立ぐんま天文台の
河北秀世研究員(34)ら日本の研究者グループが地上からの観測で協力する。
計画では、1867年に発見された「テンペル第一彗星」の核に、
探査機「ディープ・インパクト」から直径約1メートル、重さ約370キロの
銅製の塊を撃ち込む。秒速10キロの速度で衝突させ、飛び散った
氷の破片や露出した内部を探査機の赤外線カメラで撮影し、
地上からも天体望遠鏡で観測する。
日本では、河北研究員が国立天文台(東京都三鷹市)の渡部潤一助教授らと、
彗星に含まれるアンモニアなどの化学物質や氷の粒などを観測、分析する。
実施時期が本州などでは梅雨の時期に当たるため、
観測候補地として沖縄県が挙がっている。
NASAはハワイ・マウナケア山にある大望遠鏡を使った地上観測を計画しているが、
河北研究員は「時差のある日本で観測することで、内部から掘り起こされた物質を
より詳しく解明できるチャンスがある」と意欲を見せている。
河北研究員は大手電機メーカーの工場勤務時代から、趣味で彗星観測を続けていた。
7年前に、ぐんま天文台に転職、本格的に研究を始めた。枠にとらわれない発想で
彗星の氷粒検出に成功したことなどが評価され、昨年7月、宇宙空間研究委員会の
「ゼルドビッチ賞」(月・惑星分野)を日本人で初めて受賞。
NASAから地上観測の協力を要請された。
(n‘∀‘)η<依頼所スレ216の依頼です。
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