【生態】ハイガシラアホウドリ18カ月の旅――保護には南緯30度以北の海洋の延縄漁場制限が必要

アホウドリの渡りプログラム

　地球を回って旅をする有名な鳥、アホウドリは繁殖期と繁殖期の間の18カ月をどこで過
ごしているのだろう。新たに行われた研究によると、世界中を飛び回るものや地球を2周す
るものがいる一方で、大西洋南部地域の繁殖地に比較的近い場所に留まるものもいるという。

　英国の研究者らは、ハイガシラアホウドリ（世界で最も絶滅の危機に瀕している鳥の1
種）を非繁殖期に追跡し、非常に重要と思われるもう1つの生息地を確認した。アホウドリ
は繁殖期間中、餌を求めて南洋周辺で長旅をすることで知られているが、非繁殖期の活動
はこれまで謎であった。

　John Croxallらは繁殖期の終わりにハイガシラアホウドリの足に小型の自動記録装置を
取り付けた。18カ月以上が経過した後、彼らは記録装置を回収し、アホウドリ22羽につい
て日々の居場所を示す情報をダウンロードした。

　アホウドリの渡りルートに関する新たな発見は、アホウドリやウミツバメの仲間を保護
するためには南緯30度以北の全ての海洋で延縄漁場を適切に規制する対策が必要とする説
を支持するものであった。

Science Highlight 2004年 1月 14日（金）
http://sciencemag.jp/highlights/highlight.html#2

Global Circumnavigations: Tracking Year-Round Ranges of Nonbreeding Albatrosses
John P. Croxall, Janet R. D. Silk, Richard A. Phillips, Vsevolod Afanasyev, and Dirk R. Briggs
Science 14 January 2005: 249-250.
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/307/5707/249

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１には以北と書いているけど、以南なのでは？

However, their migration routes traverse most of the key tuna fishing areas south of 30°S,
with the exception of the Tasman Sea. This reinforces the message that
protecting albatross and petrel species requires appropriate
mitigation measures to be used in longline fisheries throughout
all oceans south of 30°S.

アホウドリ
【別名】ばかどり（福島）、ばかどり（北海道）、ばかどり（新潟）、ばかどり（茨城）、
ばかつとり（群馬）、ばかどり（静岡）、ばかつどり（神奈川）、ばかどり（島根）、
ばかどり（和歌山）、ばかどり（広島）、ばかどり（長崎）、ばかどり（宮崎）、ばかどり（鹿児島）、あほうどりばか（奈良）

ただの漁業批判

延縄やらないと、烏賊もマグロも取れないんだが。