【組織工学】異なる種類の細胞を基板上の望みの位置に配置する技術=理研

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1 ◆KzI.AmWAVE @Hφ=Eφ ★
異なる種類の細胞を基板上の望みの位置に配置する技術
- 組織工学や、新薬・環境汚染化学物質の評価系開発につながる大きな一歩 -

 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)、学校法人神奈川大学(山火正則学長)は、
異なる種類の細胞を基板上の望みの位置に配置する方法を開発しました。理研中央研究所前田
バイオ工学研究室の前田瑞夫主任研究員、宝田徹研究員、中西淳基礎科学特別研究員と神奈川大
理学部化学科の山口和夫教授による共同研究の成果です。

 移植用の組織材料を人工的に構築する組織工学や、新薬の評価系である細胞アレイ開発など、
様々な分野において、生体組織を模倣して細胞を基板上に配置させる技術が必要とされています。
その技術の有望株として、細胞が「接着する/しない」を、熱や電気などの外部刺激でスイッチング
できる機能性基板が注目されています。しかしながら、これまでに開発されている基板では、
外部刺激を与える位置・時間を制御するために特殊な機器が必要であり、それが汎用性を低くする
一因となっていました。

 今回、研究チームは、光分解性保護基を有する単分子膜で表面を修飾したガラス基板と、
細胞接着を抑制/促進する二種類のタンパク質を利用して、一般の研究室が所有する標準的な
蛍光顕微鏡下で、基板上の望みの位置に細胞を接着させる技術を開発しました。この技術を
利用して、様々な種類の多細胞・一細胞アレイの作成に成功し、さらには、世界で初めて
培養中の一細胞の近傍に異なる種類の一細胞を接着させることに成功しました。今後、
新薬の評価系、環境汚染化学物質の細胞センサーの開発、さらには、一細胞レベルでの細胞間
相互作用の研究などへの応用が期待されます。

 本研究成果は、米国化学会誌『Journal of the American Chemical Society』のオンライン版
(12月15日)に速報論文として発表され、米国化学会会員誌の『Chemical & Engineering News』
の(12月6日号)の「Science/Technology Concentrates」欄にも紹介記事が掲載されました。


ソース:理化学研究所
http://www.riken.go.jp/r-world/research/results/2004/041216/index.html
2名無しのひみつ:04/12/20 22:52:47 ID:ChHEyE3N
なぜ化学系の雑誌に
3名無しのひみつ:04/12/20 23:11:26 ID:axs5wP94
>>2
JACSは最近、こういう工学系のばっかりですよ。

Photoactivation of a Substrate for Cell Adhesion under Standard Fluorescence Microscopes
Jun Nakanishi, Yukiko Kikuchi, Tohru Takarada, Hidekazu Nakayama, Kazuo Yamaguchi, and Mizuo Maeda
J. Am. Chem. Soc.; 2004; 126(50) pp 16314 - 16315; (Communication) DOI: 10.1021/ja044684c
http://pubs3.acs.org/acs/journals/doilookup?in_doi=10.1021/ja044684c
4名無しのひみつ:04/12/22 07:01:20 ID:ovnA6BAw
お、ニューロチップにもこの技術応用できるのだろうか
できればバイオコンピュータ開発に何らかの形で影響するのかな。
5名無しのひみつ
>>1
ワラタ

ところで話は変わるけど、岡山は数年後、日本を代表する大都会になりますが?(藁

「JR岡山駅」隣接の新幹線に接した当社所有地「約1万5千坪」を総合的に
再開発いたしますが、本日、ようやく第一次プラン案を皆様にご報告できる運びと
なりました。あわせて、この新しい街の名称を「ザ ハヤシバラ シティ」とする
ことに決定いたしました。
オフィス、住宅、恐竜博物館、美術館、複合文化施設、各種カルチャー施設、トップ・グレードホテル
リテイル・百貨店、公共施設などに加え、大規模駐車場、広場、ストリートなど、ハード・ソフト共に
今迄に無い、斬新な、世界トップクラスの「再開発」となる予定です。
岡山が21世紀の「広域エリアの中核都市」として、存在感において東京、大阪、パリ、ロンドン
ニューヨークにはなれずとも「ウィーン」「ボストン」「ミラノ」「シンガポール」「マドリッド」
「チューリッヒ」にはなれると思います。
http://www.hayashibara.co.jp/city/index.html(ハヤシバラシティホームページ)