宇宙から地球に降り注ぐ素粒子を南極上空に気球を使って浮かべた観測装置
でとらえ、未知の天体現象を探る初の日米共同実験が18日までに始まった。
気球は西回りのジェット気流に乗って来週にかけ南極大陸上空を周回する。
実験主体は高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)と東京大、神戸大、
米航空宇宙局(NASA)などで、1993年、カナダで気球観測を開始した。南極は
カナダに比べてはるかに長時間の観測が可能で、新発見に期待がかかる。
観測対象は、水素の原子核である陽子とは電気的性質が反対の「反陽子」と、
ヘリウム原子核と電気的性質が反対の「反ヘリウム原子核」。
反陽子は陽子同士の衝突でできるが、低エネルギーの反陽子が多いと、原子核
よりも小さなブラックホールなど、反陽子を生む未知の現象が存在する可能性が出てくる。
ここもなー☆北海道新聞☆
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20041218&j=0047&k=200412184091