751 :
♪名有りのひみつ♪ :
2005/05/02(月) 03:30:31 ID:fkOYBVTL
752 :
♪名有りのひみつ♪ :2005/05/02(月) 03:31:09 ID:fkOYBVTL
☆今回も勝手に和訳☆ そう、それは系外惑星の姿 天文学者らは私たちの太陽系の外にある惑星の姿を初めて捉えたことを確認した 天文学者らの国際チームは、若い褐色矮星と重力的な結びつきを持ち、木星の約5倍の質量を持つ巨大惑星の発見を確認したことを報告した。 褐色矮星のそばにあるこの赤い天体が発見されてから1年間その正体を巡る議論が行われてきたが、今回の報告によりその議論に終止符が打たれた。 今年の2〜3月、天文学者らはチリ北部にあるESOのVery Large Telescope (VLT)のstate-of-the-art NACO instrumentを使って、その褐色矮星と巨大惑星の新たな画像を得た。 惑星はうみへび座の南側、地球から約200光年離れたところにある。 「私たちの新たな画像により、これが本当に惑星で、私たちの太陽系の外にある惑星としては初めて撮影されたものであることが確実になった」 ESOの天文学者で今回の研究を行った天文学者らのチームのリーダーであるGael Chauvinは話す。 「2つの天体、巨大惑星と若い褐色矮星は一緒に動いている。 私たちは1年間観測してきたが、新たな画像で2004年の発見が確実なものになった」 NASAの宇宙生物学研究所のメンバーで今回の研究チームのメンバーでもあるUCLAの物理・天文学の教授Benjamin Zuckermanは話す。 「私は99%以上確信している。」 惑星と褐色矮星の間の距離は、地球と太陽の間の距離の55倍である。 もう一人のチームのメンバーでフランスのグルノーブル観測所出身のもう一人のチームのメンバーであるAnne-Marie Lagrangeは将来を語る。 「私たちの観測は現代宇宙物理学の一つの重要な到達点へ向けての第一歩である。 いつか系外惑星の構造や化学組成が明らかになり、最終的には地表の様子も明らかになるだろう。」 昨年9月、同チームは若い褐色矮星のそばにある淡い赤い光点の存在を報告した(ESO PR 23/04参照)。 現在2M1207bと呼ばれているそのかすかに輝く天体は、褐色矮星2M1207Aよりも100倍以上暗い。 2M1207bのスペクトルは水分子の存在を示しており、温度が低いことが明らかになった。 赤外線画像やスペクトル解析に基づき、星の進化モデルによる計算を行ったところ、2M1207bは木星の約5倍の質量の惑星であるという結論に達した。 重力場の強さに基づく別な方法で質量を推定したところ、木星質量の5倍よりも軽いことが示唆された。 2004年4月の発見当初は、可能性は極めて小さいながらも、そのかすかに輝く天体が背景にある天体(例えば特殊な銀河や特異な赤外線を出す温度の低い特殊な星)である可能性を完全に否定することができなかった。 ハッブル宇宙望遠鏡による共同観測も行われたが、VLT/NACOによる観測の後すぐ行われたものだったため、それが惑星であると結論付けるには至らなかった。 新たな観測により、2つの天体は一緒に動いていて、重力的に結びついていることが確実になった。 「2M1207系の特異な性質から、この巨大惑星の形成過程は私たちの太陽系の惑星とは異なると考えられる」とGael Chauvinは話す。 「むしろ太陽の形成過程に似ており、ガスやちりの雲の重力的な崩壊によって形成されたに違いない。」 この研究に関する論文はAstronomy and Astrophysicsにアクセプトされた。 同じヨーロッパとアメリカの研究チームはもう一つの論文を出し、Astronomy and Astrophysicsにアクセプトされた。 この論文の中で、地球から約150光年の距離にある若い恒星、がか座AB星の軽い伴星を、同じVLT/NACOを使って撮影したことを報告している。 その伴星の質量は木星の13〜14倍と推定されており、これはちょうど巨大惑星と褐色矮星の境界線上にある質量である。