「全滅危ぐ」含む80種を初確認 県が大村湾生物調査
県が実施している大村湾生物調査で、少なくとも八十種の貝類や甲殻類、
魚類が初めて確認されたことが十八日分かった。環境省のレッドデータブックで
「近い将来絶滅の危険性が高い」と指定されているチクゼンハゼや、
県が「絶滅の危険が増している」と指定する昆虫のシロヘリハンミョウなど
希少な生物も多く、県は「これらの生物を守り育てる保全策を検討したい」としている。
今回確認されたのは、貝類は二百三種(うち大村湾での初確認は少なくとも
三十四種)、甲殻類五十七種(同三十二種)、魚類八十四種(同十四種)。
貝類では、護岸工事などで生息域が失われやすく、福岡県では「絶滅」とされ、
山口県でも危機的な状況となっているオキヒラシイノミガイの個体群が見つかった。
甲殻類では各地域で絶滅の可能性ありとされるカワスナガニが複数の地域で
確認された。
(後略)
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※引用元配信記事:
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/index.html#04 ※長崎新聞ホームページ(
http://www.nagasaki-np.co.jp/ )2004/11/19配信