【生物/素材】細胞内のミネラルからのウニのトゲの結晶成長−−材料形成に応用の可能性

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ウニに着想を得たハイテク素材の開発

 ウニがトゲを形成するプロセスから、新しい結晶素材の開発に向けたヒントが得られる
かもしれない。

 ウニはダメージを受けたトゲを再生することができる。トゲは非常に複雑な構造をして
いるものの、たった1つの結晶で構成されている。実験室で育てた素材は複数の結晶で構成
されているにもかかわらず、その構造はウニのトゲより遙かに単純である。

 Yael Politiらは、たった1個の結晶がこのように複雑な形状をどのように形成するのか
詳しく調べた。彼らは様々な画像化手法を用いて、生きた細胞の細胞膜内に堆積したミネ
ラルからトゲが形成されることを証明した。ゆっくりと変化しながら、この無定型ミネラ
ルの構造はその最初の形を維持しながら1つの結晶へと成長していく。著者らによると、こ
れと同じ方法を、非常に固く、複雑な形状を形成するのに利用できる可能性があるという。

記事オリジナルはこちらです。
Science Highlight 2004年 11 月 12日(金)
http://sciencemag.jp/highlights/highlight.html

Sea Urchin Spine Calcite Forms via a Transient Amorphous Calcium Carbonate Phase
Yael Politi, Talmon Arad, Eugenia Klein, Steve Weiner, and Lia Addadi
Science 12 November 2004: 1161-1164.
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/306/5699/1161

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http://science.news2ch.net/read.php/1100089928/
2名無しのひみつ:04/11/15 08:28:12 ID:zt9jBbdo
3名無しのひみつ:04/11/15 08:39:45 ID:a4H+wlP9
4様だけど?
4名無しのひみつ:04/11/15 09:19:40 ID:G067hhWj
4様
5名無しのひみつ
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