【バイオテクノロジー】RNA注射でコレステロール減少、米独がマウス実験(04/11/11)

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1( メ`ω´)φ ★:04/11/11 05:29:20 ID:???

■RNA注射でコレステロール減少、米独がマウス実験(04/11/11)

 RNA(リボ核酸)を静脈注射することで、血中のコレステロールを減らすことにドイツと米国の研究チームが成功した。

 RNAを利用して病気を治療する試みは世界中で研究が進められているが、この方法を使えば、今後様々な病気の
治療に生かすことができそうだ。11日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。

 研究チームは、血中の悪玉コレステロールが作られる際に必要な「アポリポたんぱくB(apoB)」というたんぱく質を
作る遺伝子の働きを抑えるように小さなRNAを設計。このRNAをマウスの静脈に投与したところ、肝臓などで
apoBの生成が妨げられ、血中コレステロール値が低下することを確認した。

 小さなRNAを細胞内に入れ、特定の遺伝子の働きをストップさせる方法は「RNA干渉(RNAi)」と呼ばれ、
新しい治療法に結びつくと注目を集めている。研究チームは今回、小さなRNAにコレステロールを結合させることで、
RNAの安定性を高めることに成功した。

( ´`ω´)つhttp://www.yomiuri.co.jp/science/news/20041111i401.htm

配信元
YOMIURI ON-LINE
http://www.yomiuri.co.jp/

2( メ`ω´)φ ★:04/11/11 05:29:59 ID:???

【RNA干渉】
( ´`ω´)つhttp://www.jst.go.jp/pr/info/info90/yougo.html#yougo2

 ある遺伝子と同じ配列を持つ2本鎖RNAを細胞へ導入するとその遺伝子の発現が選択的に抑制される現象
のことである。実際には、比較的長い2本鎖RNAがダイサーと呼ばれる酵素で22ntの大きさにまで分解され、
その低分子 RNAが複数のタンパク質と結合してRISC(RNA induced silencing complex)と呼ばれる複合体を形成して
遺伝子の不活化に関わっていると予想されている。
 バイオテクノロジーでは、最初から22ntの二本鎖RNAを合成して細胞に導入して遺伝子の不活化技術
として汎用されている。その技術をRNAi法あるいはsiRNA法と呼んでいる。

【siRNAのQ&A】
( ´`ω´)つhttp://www.fasmac.co.jp/sirna3.html

【RNA干渉】
( ´`ω´)つhttp://contest2.thinkquest.jp/tqj2003/60218/rna.html

【コレステロール】
( ´`ω´)つhttp://plaza.harmonix.ne.jp/~lifeplus/text/colest.html
 
 コレステロールは、丈夫な細胞壁や各種ホルモンを作る上で、欠かせない成分です。体は、毎日、およそ1,000mgの
コレステロールを生産しています。ただし、コレステロールが多すぎると、動脈の内壁上のあちこちに脂肪質の固まり
(アテローム)が付着し、動脈内を狭めてしまいます。これが、atherosclerosis(アテローム性動脈硬化症)として知られ
ている病態です。血管内壁に脂肪が付着すると、心臓などの臓器へ送られる血の流れ道を閉塞し、場合によっては
完全にブロックしてしまいます。この脂肪性動脈硬化症が心臓血管系で起きた場合(いわゆる冠動脈・冠静脈の病です)、
胸が痛くなり、心臓麻痺が起きてしまうのです。しかしながら、コレステロールが血液中を運ばれる仕組みとの関係によって、
コレステロールは、善玉と悪玉とにわかれます。

 有害なタイプのコレステロールは、低密度リポ蛋白(LDL)群として、知られています。
 リポ蛋白とは、脂肪(リポ)と蛋白質が組み合わさったものです。LDL群は、皆さんの血管の中を流れている
血液の中にある、もっともありふれたタイプのコレステロールで、この手のリポ蛋白が増えすぎると血管壁に付着して
固まりを作るので、悪玉コレステロールと呼ばれています。
 一方、高密度リポ蛋白(HDL)群は、その割合が多いほど心臓病のリスクが減るので、善玉コレステロールと
呼ばれています。HD L群は、血管壁に付着したLDL群をほぐして剥がれやすくし、動脈内からコレステロールを
運び出すのです。
3( メ`ω´)φ ★:04/11/11 05:30:21 ID:???

【アポたんぱく質(アポリポたんぱく質)】

 血中にあるたんぱく質で、コレステロールや中性脂肪、リン脂質などと結合して、リポたんぱく質を形成します。
油と水はそのままでは混ざりませんが、水にも油にもなじむ(親和性をもつ)たんぱく質を加えると溶け合うことが
できます。酢と油でできたフレンチドレッシングは振って混ぜてもしばらくすると分離する(疎水性、不溶性)のに
、卵(たんぱく質)を加えたマヨネーズは常温では分離しません(親水性、可溶性)よね。同様に血中でも、
脂質とアポたんぱく質が結合し、リポたんぱく質を形成することで、全身に脂質が運ばれやすくなるのです。
 アポたんぱく質にはアポA-I、A-II、B、C-I、C-II、C-III、D、Eなどの種類があります。それらはさまざまな
リポたんぱく質に含まれており、その分布の違いは各種リポたんぱく質の特徴のひとつとなっています。
A群:カイロミクロン、HDL
B :カイロミクロン、VLDL、IDL、LDL
C群:カイロミクロン、VLDL、(IDL)、HDL
D :HDL2
E :VLDL、(IDL)、HDL

( ´`ω´)つhttp://www.shokuseikatsu.jp/syoku_mame_.html
4名無しのひみつ:04/11/11 05:33:12 ID:RDVjNbEA
・・・・・・・・・・・・・・で?(マジカル三井風
5名無しのひみつ:04/11/11 07:57:01 ID:4PpW7cXT
治療応用されたら、RNAiもノーベル賞近いね。
6異常プリオンφ ★