■自然の叡智に学ぶ――バイオミメティックスの無限の可能性(04/11/09)
自然界の仕組みを模倣して工学技術に応用するバイオミメティックス。古くからある概念だが、
ようやく最近になって技術力が追いついてきた。気温の変化に適応する「スマート」服のヒントと
なった松ぼっくりをはじめ、鳥や魚、果ては甲虫に至るまで、研究対象は多岐に及ぶ。
スマート服は、来年の愛知万博で披露される予定だ。
バイオミメティックスの知識において、ビンセント教授の右に出る者はほとんどいない。ビンセント教授は
、バース大学のバイオミメティック自然技術センターの責任者を務めており、この分野における牽引役の1人だ。
同教授の最新の開発品は、気温の変化に適応する「スマート」服。松ぼっくりからインスピレーションを得たものだという。
「形状を変えることで湿度の変化に反応する無生物システムを求めていた。植物ではそうしたシステムが
いくつか見られるが、ほとんどは非常に小さい。そのなかでは松ぼっくりが最も大きく、取り組みやすかった」と
ビンセント教授は説明する。
松ぼっくりは、暖かくなるとこれに反応して鱗片を開く(そして種子を飛散させる)。
スマート繊維も同じく、暖かくなると開き、寒くなるとしっかりと閉じる。
ビンセント教授のスマート服は、来年開催される『愛知万博』にイギリスが出展する科学プロジェクトの
1つになっている。愛知万博は、自然が長い歳月をかけて日頃の種々の問題の解決策を見出してきた事実を踏まえ、
「自然の叡智」(Nature's Wisdom)をテーマとしている。
以上、抜粋引用。詳しくはソースで。
( ´`ω´)つ
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/20041110303.html