【アルツハイマー型痴呆とは】
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http://www.e-65.net/dementia/dem05/1_5.html アルツハイマー型痴ほうとは、原因は不明ですが、脳内でさまざまな変化がおこり、脳の神経細胞が急激に
減ってしまい、脳が病的に萎縮して(小さくなって)高度の知能低下や人格の崩壊がおこる痴ほうです。
ゆっくりと発症し、徐々に悪化していきますが、初期の段階では運動麻痺や感覚障害などの神経症状はおきません。
また、本人は病気だという自覚がないのが特徴です。
症状としては、まず「もの忘れ」があげられます。最初は、古い記憶は比較的保たれていますが、
新しい出来事が覚えにくく、忘れやすいという特徴があります。病気が進むともの忘れのために生活に支障をきたすようにさえなります。また、「判断力の低下」もみられ、さらに時間、場所、人物の判断がつかなくなります。
【脳内では何がおきているのか?)
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http://www.e-65.net/dementia/dem05/1_5_a.html アルツハイマー型痴ほうの特徴的な脳の変化は以下があげられます。
(1) 大脳皮質に著しい萎縮がみられる
(2) 老人斑、神経原線維変化、神経細胞の脱落がみられる
(3) 神経伝達物質に異常が生じている
◎大脳皮質の著しい萎縮
成人では通常1,400g前後ある脳の重さが、発症後10年位たつと800〜900g以下に減ってしまいます。
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http://www.e-65.net/dementia/images/1_5_a_pic1.gif 正常
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http://www.e-65.net/dementia/images/1_5_a_pic2.gif アルツハイマー
◎老人斑、神経原線維変化がみられる
神経細胞と神経細胞の間に老人斑(シミのようなもの)や神経細胞の中に神経原線維変化(糸くずのようなもの)が
みられます。そして老人斑や神経原線維変化の増加に伴い、神経細胞が減っていきます。
◎神経伝達物質の異常
アルツハイマー型痴ほうにおいて減少する神経伝達物質
アセチルコリン(Ach)
ドパミン(DA)
グルタミン酸
ノルアドレナリン(NA)
セロトニン(5-HT)
その他