【医療】パーキンソン病治療薬として有望視されていたGDNF、免疫反応をひき起こす危険性のため治験を中止
1 ：pureφ ★：04/10/07 13:00:47 ID:???
安全性に懸念がもたれたため、パーキンソン病のもっとも有望な治療薬のひとつの臨床試
験が中止された。
この治験は、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)と呼ばれるタンパク質を運動障害をも
つ患者の脳に注入し、パーキンソン病で縮退がみられるドーパミン産生脳細胞の成長の助
長を狙ったものである。
この治験を受けた最初の5人の患者の運動障害に劇的な効果があったことが昨年報告され
ていたため、期待が持たれていた。この治験が特に興味が持たれていたのは、ただ単に症
状を改善するだけでなく脳細胞をも維持活性化する数少ない治験の一つだと考えられてい
たからだ。
しかし火曜日、この治験をリードする研究者の一人であるカナダ、トロント西病院の
Anthony Langは、予想されたよりも少ない効果に対して危険な副作用が予期されたため、
より広範に行われていた2回目のGDNFの治験を中止した、とトロントで行われた米国神経学
会議で発表した。これは、胎児の脳細胞移植が思ったほど効果がなかったという2003年の
治験報告に引き続く残念な結果となった。
この治験に出資していた医薬会社Amgenは6月、GDNFは最初の6ヶ月間の治験では改善は見
られなかったと報告していた。しかし、その後も治験は続けられており、今回のLangの報告が
その最初の詳細な報告であった。
この中でLangは、34人の例のうち4例でGDNFに対する抗体の産生がはじまっており、患者
は現在健康であるが、このまま治験を続けると免疫反応を引き起こす恐れがある、と報告した。
また、動物実験でも、GDNFの投与により2匹のサルで脳細胞の損傷がみられていたため、今月
全ての患者で投与を中止した、と述べた。
英国で行われた初期の5例と、今回の北米で行われた大規模治験との食い違いの理由はまだ
はっきりしないが、英国の治験は盲検法ではなかっため、プラセボではないかとの意見が出て
いる。しかし、今回のLangらの治験では脳への投与の仕方に差があり、それが原因になって
いる可能性も否定できない。
一方、双方の治験ともに投与群でドーパミン産生脳細胞の生存が多く見られており、この
点についても研究者間で議論が続いている。また、現在GDNFに代わる有望な療法が現れて
おらず、GDNFの有効性についての研究を完全に取りやめるには時期尚早との意見も出ている。
記事全文はこちらです。
[email protected] 05 October 2004
Parkinson's trial halted
Helen Pearson
http://www.nature.com/news/2004/041004/full/041004-6.html
米国神経学会議 American Neurological Association
http://www.aneuroa.org/
パーキンソン病についての最近のニュース＠BioToday
http://www.biotoday.com/search.php?q=Parkinson_Disease
験が中止された。
この治験は、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)と呼ばれるタンパク質を運動障害をも
つ患者の脳に注入し、パーキンソン病で縮退がみられるドーパミン産生脳細胞の成長の助
長を狙ったものである。
この治験を受けた最初の5人の患者の運動障害に劇的な効果があったことが昨年報告され
ていたため、期待が持たれていた。この治験が特に興味が持たれていたのは、ただ単に症
状を改善するだけでなく脳細胞をも維持活性化する数少ない治験の一つだと考えられてい
たからだ。
しかし火曜日、この治験をリードする研究者の一人であるカナダ、トロント西病院の
Anthony Langは、予想されたよりも少ない効果に対して危険な副作用が予期されたため、
より広範に行われていた2回目のGDNFの治験を中止した、とトロントで行われた米国神経学
会議で発表した。これは、胎児の脳細胞移植が思ったほど効果がなかったという2003年の
治験報告に引き続く残念な結果となった。
この治験に出資していた医薬会社Amgenは6月、GDNFは最初の6ヶ月間の治験では改善は見
られなかったと報告していた。しかし、その後も治験は続けられており、今回のLangの報告が
その最初の詳細な報告であった。
この中でLangは、34人の例のうち4例でGDNFに対する抗体の産生がはじまっており、患者
は現在健康であるが、このまま治験を続けると免疫反応を引き起こす恐れがある、と報告した。
また、動物実験でも、GDNFの投与により2匹のサルで脳細胞の損傷がみられていたため、今月
全ての患者で投与を中止した、と述べた。
英国で行われた初期の5例と、今回の北米で行われた大規模治験との食い違いの理由はまだ
はっきりしないが、英国の治験は盲検法ではなかっため、プラセボではないかとの意見が出て
いる。しかし、今回のLangらの治験では脳への投与の仕方に差があり、それが原因になって
いる可能性も否定できない。
一方、双方の治験ともに投与群でドーパミン産生脳細胞の生存が多く見られており、この
点についても研究者間で議論が続いている。また、現在GDNFに代わる有望な療法が現れて
おらず、GDNFの有効性についての研究を完全に取りやめるには時期尚早との意見も出ている。
記事全文はこちらです。
[email protected] 05 October 2004
Parkinson's trial halted
Helen Pearson
http://www.nature.com/news/2004/041004/full/041004-6.html
米国神経学会議 American Neurological Association
http://www.aneuroa.org/
パーキンソン病についての最近のニュース＠BioToday
http://www.biotoday.com/search.php?q=Parkinson_Disease
ヨン様が華麗に2げっと！
>3バカ氏ね
>3バカ氏ね
3 ：pureφ ★：04/10/07 13:19:14 ID:???
ｶﾞｰﾝ
4 ：名無しのひみつ：04/10/07 13:22:33 ID:EMCcsNoa
う〜ん
ってことは、ジェンキンソン病は治らないってことだね。
ってことは、ジェンキンソン病は治らないってことだね。
5 ：名無しのひみつ：04/10/07 17:20:11 ID:MVlAqSWX
現時点ではGDNFってまだ有力候補なんでしょ?
新しく被験者募って、
免疫抑制した上でもう一度試験してみるというのはいかが?
新しく被験者募って、
免疫抑制した上でもう一度試験してみるというのはいかが?
6 ：名無しのひみつ：04/10/08 10:35:39 ID:jzGLMjQh
7 ：名無しのひみつ：04/10/09 22:03:32 ID:2jWv+fSD
抗体産生って何の動物由来のモン
使ったんだろ
なんか妙に不思議な記事だな
使ったんだろ
なんか妙に不思議な記事だな
8 ：名無しのひみつ：04/10/10 03:28:52 ID:hV9k0p4G
ああっ、もうダメッ！！はうあああーーーーっっっ！！！
Rhoッ！Racッ！Cdc42ゥッッッッ！！！！
いやぁぁっ！あたし、こんなにいっぱい神経栄養因子出してるゥゥッ！
BDNFっっっっ！！！！GDNFッッ！！！
ぁあ…突起出るっ、神経突起出ますうっ！！
ビッ、BMP2ッ、レチノイン酸ーーーーーッッッ！！！
いやああああっっっ！！見ないで、お願いぃぃぃっっっ！！！
細胞接着ッ！中間径フィラメントッッッ…接着斑ッ！
プライマリーカルチャアッッッッ！！！！
んはああーーーーっっっ！！！ニュッ、ニュウッ、ニューロォォンッッ！！！
PC12ッッ！！Neuro-2aッッ、ステムセルッッ！！！
おおっ！アクソンッ！！デッ、デンッ、デンドライトッッ！！！神経ネットワーク見てぇっ！！！
Rhoッ！Racッ！Cdc42ゥッッッッ！！！！
いやぁぁっ！あたし、こんなにいっぱい神経栄養因子出してるゥゥッ！
BDNFっっっっ！！！！GDNFッッ！！！
ぁあ…突起出るっ、神経突起出ますうっ！！
ビッ、BMP2ッ、レチノイン酸ーーーーーッッッ！！！
いやああああっっっ！！見ないで、お願いぃぃぃっっっ！！！
細胞接着ッ！中間径フィラメントッッッ…接着斑ッ！
プライマリーカルチャアッッッッ！！！！
んはああーーーーっっっ！！！ニュッ、ニュウッ、ニューロォォンッッ！！！
PC12ッッ！！Neuro-2aッッ、ステムセルッッ！！！
おおっ！アクソンッ！！デッ、デンッ、デンドライトッッ！！！神経ネットワーク見てぇっ！！！
9 ：名無しのひみつ：04/10/10 06:47:11 ID:aBrWYVgO
↑かなりワロタ
脳細胞の移植って具体的にどういうもんなの?
血管に流すとかそういうのじゃなくて
詰め物しちゃう感じなの?
パーキンソン病の治療ってどれも試験段階で
効果がたかいっていう事多いよね…。
血管に流すとかそういうのじゃなくて
詰め物しちゃう感じなの?
パーキンソン病の治療ってどれも試験段階で
効果がたかいっていう事多いよね…。
11 ：名無しのひみつ：