視細胞活性:
三次元グラフ化に成功 眼科治療に活用へ
網膜にある視細胞の働きの活性を三次元のグラフに表す技術を、東京医療センターの
角田(つのだ)和繁・視覚生理学研究室長らが開発した。実用化されれば、視力低下や
失明につながる病気の早期発見などに活用できそうだ。28日発行の米専門誌に
掲載される。
網膜は、見たものを写すフィルムの役割がある。視細胞の働きが低下した部分が
あると、視力が落ちたり視野が狭くなる。現在は、眼底写真を医師が見て診断するか、
見え方を本人に聞くなどして、異常の有無や手術が必要な場所を探している。
角田室長らは、理化学研究所の脳統合機能研究チーム(谷藤学リーダー)と協力して、
脳機能研究で広く使われている「光学計測法」という可視化技術を眼科領域に応用した。
まぶしくない赤外光で眼底を照らしながら、目に刺激光を当てると、眼底では
神経活動が起きて光の反射率が変わる。反射率の変化を数学的に解析することで、
視細胞の活発な部分と不活発な部分を区別できたという。
(後略)
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※引用元配信記事:
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040928k0000m040137000c.html ※毎日新聞社のMainichi INTERACTIVE(
http://www.mainichi-msn.co.jp/ )2004/09/28配信