特効薬タミフル、1千万人分備蓄へ インフルエンザ対策

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1軌道電子カンタムφ ★:04/08/21 20:15 ID:???
 国内で流行すると4人に1人が感染し最悪で約17万人が死亡する
との試算もある新型インフルエンザ対策として、厚生労働省は、
「特効薬」とされるオセルタミビル(商品名・タミフル)を国と都道府県で
計1千万人分を国家備蓄する方針を固めた。製薬会社の調達分と合わせ、
5年後には2500万人分を確保する。薬品の国家備蓄は例が少なく、
同省は消極的だったが、鳥インフルエンザの発生などで緊急性があると判断した。

 同省は昨秋から、10〜40年周期で出現する新型インフルエンザウイルス対策を、
専門家による小委員会を設けて検討してきた。同委員会は、日本で流行した場合、
最大約3200万人の感染者が出て、約2500万人が受診、何も処置をしなかった場合
約17万人が死亡すると試算した。

 このため、この薬を毎年200万人分ずつ積み増して5年後に1000万人分を備蓄する。
使用期限が5年間のため、その後新しい薬と交換していく。国と都道府県の
備蓄割合や量は、人口に応じて決める。国は国立の医療機関で、都道府県では、
感染症患者を受け入れる拠点病院になる見込み。

 02年から03年にかけてのシーズンでは、インフルエンザの流行でタミフルが不足、
病院などで混乱が起きた。昨シーズンは同省の要望で約1500万人分が輸入されたが、
現在、約700万人分が余っているという。

http://www.asahi.com/national/update/0821/012.html