富山大工学部の池野進教授(59)ら同大ベンチャービジネスラボラトリーの研究グループは、
超電導機能を持つアルミ材を開発した。超電導物質の二ホウ化マグネシウムを、
アルミ内に均一に混ぜ合わせることで、超電導機能を全体に持たせながら、加工しやすい
材料を作ることに成功した。
研究に携わったのは、池野教授のほか松田健二助教授(40)、西村克彦助教授(47)、
森克徳教授(62)の三人。超電導物質メーカーの高純度化学研究所(埼玉県坂戸市)と
共同開発した。
超電導とは、電気抵抗がゼロになり、磁石と反発して浮いている状態のことで、リニアモーターカーや
医療用のMRI(磁気共鳴診断装置)などに生かされている。
二ホウ化マグネシウムは零下二三五度と、リニアモーターカーなどに使われているニオブチタン合金
よりも高温で機能を発揮できるのが長所だが、焼き固めると陶器のようにもろく、
加工しにくいという難点があった。
池野教授らは、十マイクロメートル以下の二ホウ化マグネシウム粒子をアルミ内に均一に
分散させることで、超電導機能を材料全体に持たせながら、圧延や穴開けなどの加工を可能にした。
既に特許を申請しており、池野教授は「今後は一マイクロメートル以下の粒子を使い、ワイヤーや
テープ状のアルミ材の開発を目指したい」と話している。
※ソース(北日本新聞)
http://www.kitanippon.co.jp/cgi-bin/news.cgi?id=A100#0005
2 :
名無しのひみつ:04/07/31 08:11 ID:fzP81SSz
すごいのけ?( ´_ゝ`)
で、このアルミ材もニオブチタン合金より高温で超電導状態になるの?
価格的に見合うメリットもあるの?
それとも先々そういった材を開発するための1ステップに過ぎないの?
4 :
名無しのひみつ:04/07/31 08:20 ID:aEq8E61D
押し出材に出来たらすごいよ。板材なの?
5 :
名無しのひみつ:04/07/31 10:39 ID:5WvgjFtm
なんで電気抵抗がゼロになると磁石と反発して浮くの?
6 :
名無しのひみつ:04/07/31 11:25 ID:g29k0Bw9
7 :
名無しのひみつ:04/07/31 12:03 ID:oPi3fTHY
アルミだから、アルミサッシに使って、
リニアモーターで高速かつスムーズに開閉できる自動ドアができる。
画期的だ。
8 :
名無しのひみつ:04/07/31 12:04 ID:oPi3fTHY
アルミだから、アルミ缶に使って、
リニアモーターで高速に商品を取り出せる自動販売機ができる。
画期的だ。
9 :
名無しのひみつ:04/07/31 12:25 ID:oPi3fTHY
アルミだから、1円玉に使って、
1円玉を高速射出できる両替機ができる。
画期的だ。
硬度の問題が解決して行けば航空機の素材としても?
11 :
名無しのひみつ:04/07/31 13:01 ID:c358BPbG
>7
漏れもスレタイを見た時同じ事を思い浮かべた(w
一番の使い道は送電線だろう、ただ、強度と耐熱がどうだろう。
零下二三五度でしか使えない送電線の実用度(含コスト)はわりと疑問だが。
14 :
名無しのひみつ:04/07/31 13:41 ID:ezs32TI0
飛行機に使えば揚力が無くても
地磁気を受けて浮き上がるんだろ?
スゲーな
つまり、アルミホイルが魔法のじゅうたんに!
アルミだから、アルミプラッタに使って、
format C:で超高速にデータが消えるHDDができる。
画期的だ。
17 :
名無しのひみつ:04/07/31 16:07 ID:S57X8arY
省スペースで、電気を無尽蔵に蓄めておく使い道が一番じゃないの?
>>12は温度の問題が大きいから訂正しまつ。
>>17電流が大きくなると超伝導が無くなるので、無尽蔵は無理っぽく感じる。
どの位でなくなるかは不明でつ。
19 :
名無しのひみつ:04/07/31 20:02 ID:ROKeldFz
>>18 いやいや、送電線の抵抗によるロスはバカにならなくて、
超電導体を使用する際の保冷コストを上回るらしい。
各社研究中だそうだ。一昨年のIEEEジャーナルに出てたよ。
金属に混ぜたら、その金属の抵抗で損失したり発熱したりしないのだろうか。
21 :
名無しのひみつ:04/07/31 23:00 ID:e1MwJhGB
>>19 さすがにヘリウム使ってたら元が取れないんでないかい?
でも出口で引っかかったときにどこかぶっ飛びそうでわくわくするな
最大効率で冷却に必要な電力と損失で浮く電力が釣り合いそうだな
判った、この素材で超伝導フライホイール電池を作って
発電所で充電して
各家庭に発送するんだな
これで送電線ともおさらば
各家庭に液チのタンクがいるな
バックトゥ−ザフューチャーの浮ぶスケボー開発が現実のものに・・・