骨髄利用し歯周再生へ 神戸・先端医療センター
先端医療センター(神戸市)の馬場俊輔主任研究員は二十九日までに、歯周病患者
から採取した骨髄中に含まれる幹細胞を使って、歯の土台となる歯槽骨や周辺の組織を
再生する治療の臨床研究を始めた。歯周病の再生医療の臨床研究に入るのは
全国で初めて。まず五十代の女性患者から骨髄を採取。約一カ月かけて幹細胞を培養
するなどし、九月上旬にも患部に細胞を注入する手術を行う。来春までに十人の患者に
実施する予定。
歯周病は歯を支える歯槽骨やセメント質、歯根膜などが溶け、歯がぐらついたり
抜けたりする病気。臨床研究では患者自身の細胞を用い、壊れた組織の再生を目指す。
実用化すれば、歯周病患者は、人工歯根(インプラント)が埋め込めるようになり、
本来の咀嚼(そしやく)力を回復できるという。
(後略)
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※引用元配信記事:
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou04/0729ke40400.html ※神戸新聞Web NEWS(
http://www.kobe-np.co.jp/ )2004/07/29配信