NECと高知大学は22日、日本人のC型肝炎患者の治療に結びつく可能性がある
ワクチンの候補ペプチドを発見したと発表した。NECのコンピューターソフト技術と
高知大のヒト白血球抗原(HLA)のかかわる技術を融合した。高知大は愛媛大の協力を
仰いで発見したペプチドが免疫機能を活性化するかどうかの確認実験をしており、効果が
認められれば、愛媛大を軸に臨床試験に入る予定。
化学工業日報
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200407/23/02801_2223.html このたびの発見は、NECの独自技術である「能動学習法」と高知大(免疫学教室宇高教授)の
高度なHLA結合ペプチド実験技術を組み合わせて開発した、ヒトHLA分子に対する結合
ペプチドを網羅的に予測するプログラムを用いて実現したものです。このプログラムに
よって予測したHCV由来のペプチドが、数多くの日本人が持つヒトHLA-A24型分子に
結合することを実際に確認し、C型肝炎に対する予防および治療効果が期待できる、
日本人を主要な標的としたワクチン候補となりうることがわかりました。
NECプレスリリースより抜粋
http://www.nec.co.jp/press/ja/0407/2202.html